ランボー 「First Blood」
■監督 テッド・コッチェフ
■製作 バズ・フェイトシャンズ、シルヴェスター・スタローン
■原作 デヴィッド・マレル
■脚本 シルヴェスター・スタローン、マイケル・コルゾ、ウィリアム・サックハイム
■音楽 ジェリー・ゴールドスミス
■キャスト
シルヴェスター・スタローン(ジョン・J・ランボー)
リチャード・クレンナ(サミュエル・トラウトマン大佐)
ブライアン・デネヒー(ティーセル保安官)
<ネタバレで~す>
いや~、デヴィッド・カルーソが本当に若い、可愛い
声も若いんだなぁ
今なんてさ~、あんなにシブいホレイショ・ケイン(@CSI:マイアミ)なのにね
「オレは許さないっ!オレがルールブックだ」的な?
月日の流れを感じるな~
さてさて、小さい頃に『ランボー』を観た印象は…
「ランボーが可哀想!保安官って嫌な奴==」
その記憶がずっと残っていて、どうせランボーが可哀想で観ていられなくなるかもって思ってたら
あら?
あららら?
「ランボー…暴れ過ぎじゃね?」
ってな印象に変化してました
おいらも大人になって見方が変わったのかね~
初めは、戦争の後遺症PTSDのせいなんだ、きっと…
可哀想に…
署員の手荒い態度やナイフなどを目にし、ランボーの何らかのスイッチが入ってしまい、「自分は戦場に居る」と思い込んでるんだよ~
「オレは保安官に恨みを持ってる、仲間はガンで死んだ」
んっ?
現在の状況をキチンと認識出来てる?
つ~事は、頭がイっちゃってる訳じゃなく、クリアなんだっ!
じゃ、ダメじゃん
こんな素朴な小さな町を、壊して荒らして、住民を怖がらせて~
どうするのさぁー
「市民のみなさん、家から出ないで下さい」と町内放送してる保安官を見た時、「なんか…いい人だ~」って妙に可哀想になっちゃったさ
まあ、小さい町の保安官とは言え、住民と家族のように付き合い、この町を守って来た訳ですよ
で、ちょっと風貌怪しい(確実に何かやらしてしまうような)ヤサグレ男がウロウロしてたら、やはり「町から出て行って欲しいな」と思うのは仕方がないしば
ランボーもこんな態度されちゃったら気分も悪いだろうし、「別の町でごはん食べようか~」って思ってくれれば何の問題も起こらなかったわけでして…
何だってまー、こんなに大暴れしちゃって…(*^-^*)ダメね
で、映画の感想は、
「可哀想だな~と感情移入するキャラが、ランボーから保安官に変化した」
でした(^▽^;)
しかもランボーあまりセリフがないし…
「ううぅぅ」とか「ふんっふんっ」とか、なんと言いますか、呻り…鼻息…って感じ~
なんとも超肉食系!!!!
でも現実的に考えて、戦争体験をした兵士の何割かはランボーのように精神状態が不安定な状態である事は確かでしょう
ランボーが悪いとか保安官が悪いとか、そんな狭い問題じゃないのかもしれない
ベトナム戦争の辛い歴史、兵士の心の歪みを、映画を通して訴えているのかもしれませんね