横溝正史シリーズ 八つ墓村 #4
<あらすじ>
殺人事件は次々発生(誰か止めて~)
そして辰弥の本当の父親が判明するっ!!
<ストーリー>
「何だって!これが父・田治見要蔵なのか?」
鎧の前には花が手向けてあった
美也子の予想では
「要蔵おじさんをここに匿っていたけど、毒殺したんじゃないかしら。今、殺害されている人たちは全て事実を知ってる人よ」
なるほど…
翌日
また殺人事件が発生する
日和警部は駐在に泊まってるみたいだね
被害者は、濃茶の尼
胸を日本刀で刺されているが、死因は絞殺だった
これで第5の殺人
その頃、金田一耕助は役場に居た
以前、田治見要蔵に殺害された32名の被害者を調べていたのだった
辰弥は森美也子と会っていた
美也子「辰弥さん、やっぱり神戸へ帰った方がいいわ。濃茶の尼が殺されたの」
昨夜、辰弥と美也子は、殺害時刻頃に濃茶の尼の自宅方面へ歩いている里村慎太郎を目撃していたが、それを証言したら洞窟の存在や2人で会ってた事、要蔵の遺体など全て言わなくてはいけなくなる
それは避けたかった
金田一と日和警部は、濃茶の尼の遺体確認
金田一「この日本刀は太平洋戦争時に創った軍刀ですね」
ちょっとちょっと~
日本刀刺さった濃茶の尼の胸が上下に動いてるよぉ
生きてるぜ
「軍刀を持ってるのは里村慎太郎?」
早速、里村慎太郎宅へ
しかし不在だった
目を引くのは、里村慎太郎の部屋にある屏風に張られた洞窟の地図だ
金田一が、よろず屋に辰弥を呼ぶ
「辰弥さんの部屋にあった屏風を拝借し、鶴子さんが残した手紙を調べました」
内容は、鶴子が好きだった亀井陽一へ宛てた文
「屏風の中には亀井陽一からもらった手紙も隠されていました。辰弥さん、あなたにとって重大な事は…」
そう言って金田一は1枚の写真を辰弥の前に差し出す
そこに写ってたのはまるで辰弥そのもの
「あなたは亀井陽一さんと鶴子さんの間に生まれた子なんですよ」
要蔵は、「鶴子の出産時期が変だ」「生まれた子は自分に全く似ていない」と怒り、赤子のわき腹に火消し棒を押し付ける虐待を犯した
それが今、辰弥の脇腹にある火傷の跡だ
犯人はもしや辰弥が要蔵の子じゃないと知らないのでは?との疑念も湧いてくる
小竹小梅は焦っていた
警察の捜査が洞窟にまで及ぶのでは?と思い「警察が乗り込んでくる前に要蔵を隠そう」と計画
鎧のまん前まで来た時、いきなり鎧が動き出す
わ~~~慌てる小竹小梅
そりゃ、慌てるわな
その数分後、春代からの知らせで小竹がさらわれたと判る
小竹だけ?
小梅は?
この辺りちょっと判りづらかったです
金田一と日和警部は、辰弥と春代の案内で鎧の置かれていた場所へ
辰弥の持ってる地図を見てもどこがどこかさっぱり判らない
この洞窟はくもの巣状になっていて行方不明者も出ていると言うので、とりあえず一旦引き返す事に
数日後、連日の大雨で土砂が崩れ、八つ墓明神の土手から人間の手が発見される
村人が恐る恐る掘り起こすと、土中から現れたのは、なんと!
久野恒美と里村慎太郎だった==
一気に第6&第7の殺人
なんか…殺人のスピードが速くなってるぅ
みんなで小竹小梅の捜索
洞窟内の池=鬼火の淵に浮かび上がる小梅の水死体
一同固まる
やっぱり小梅も殺されてたのかぁ
つーか、小竹は?
これで第8の殺人か…
恐らく小竹も死んでるだろうから、一応第9の殺人も
岩陰からその様子を窺う仮面の男の姿があった
(第5話へつづく)