男はつらいよ 寅次郎恋歌
■キャスト
渥美清(車寅次郎)
倍賞千恵子(諏訪さくら)
森川信(車竜造・おいちゃん)
三崎千恵子(車つね・おばちゃん)
前田吟(諏訪博)
笠智衆(御前さま)
太宰久雄(梅太郎・たこ社長)
中村はやと(諏訪満男)
梅本泰靖(諏訪毅)
穂積隆信(諏訪修)
吉田義夫(坂東鶴八郎座長)
岡本茉莉(大空小百合)
志村喬(諏訪ひょう一郎)
池内淳子(六波羅貴子)
<ネタバレです~>
シリーズ第8作!
今回のマドンナは池内淳子さん
とても美しいけれど…
小学校3年生の息子が居るお母さんなのかぁ
どうも、昔の女優さんって落ち着いてるよねー
今だったら、祖母じゃね?って感じだよ
(´・ω・`)ごめん
最近の寅さんの傾向として、映画の内容が、2部構成になってますね!
前半は、諏訪博のお母さんが亡くなったって事で、葬式に出席
そこに寅さんも登場し、いつものようにテンヤワンヤ~
その後、博の父さん、ひょう一郎との交流
ってな感じです
博の兄さん役の穂積隆信、何か妙に懐かしいなぁ
(=´・∀・`=)
後半は柴又に帰り、池内淳子演じる貴子さんに一目惚れ~♪
おいちゃんもおばちゃんも、もちろん、さくらも、貴子さんのタイプが絶対に寅さんの好みだと確信し、「寅が居なくて良かったな」って言ってる矢先に…
ほら~、寅さん帰って来ちゃう
それでまたテンヤワンヤですよ
おいちゃんとのケンカも凄まじい(´°д°`)
何かこの頃は、おいちゃんもおばちゃんも、寅さんの事がストレスになってるみたいですね
「うわ=帰って来たぁ~」
嫌々感丸出し
ただちょっと今回はいつもの寅さんじゃなかったですね
いつもの寅さんだとマドンナに対してニッコニコ
たとえ気分の悪い事があってもマドンナに話しかけられれば「ハイハイハイ~♪」
それなのに、彼女のためにお金工面したいあまり、強引な叩き売りしてみたり
イライラして当り散らし、沈み込んだり
最終的には、ヤクザな家業してる自分が一人の女性を幸せに出来るわけがないと痛感したのか、柴又の町で健気に頑張る彼女を遠くから見つめ、何も言わず旅に出てしまいます
渋い、寅さん!!
このシリーズ辺りから、満男役の中村はやとくんの表情や動きがとっても可愛くなって来た=
全然演技っぽくないのね
寅さんを見て笑ったり、一人で遊んだり、さくらに抱きついたり、このスタジオの中がすっかり自分の居場所になってリラックスしてるようです
もう、満男から目が離せないわ
(*´・∀・`*)
あれれ?
源さん役の佐藤蛾次郎さんが登場していないな~と思ったら、撮影直前に交通事故に遭い出演中止になったそうです
残念~
そしてもっと残念なのが…
今作品が、おいちゃん役の森川信さん、最後のシリーズとなりました
1971年12月29日公開
1972年3月26日にお亡くなりになっています
享年60歳
映画を観ると、60歳よりももっとお年を召してる印象ですね
昔の俳優さんは見た目がだいぶ落ち着いているなぁ
そう言われれば、最近のシリーズを思い返してみると、結構寝ているシーンが多かったような気がします
「暑くて参っちゃうよ~」って昼寝してたり、ゴロゴロ横になってたり…
大変だったのかな
ご冥福をお祈りいたします