ザ・インターネット 「THE NET」
ザ・インターネット
■監督 アーウィン・ウィンクラー
■製作 アーウィン・ウィンクラー、ロブ・コーワン
■脚本 ジョン・ブランカトー、マイケル・フェリス
■音楽 マーク・アイシャム
■キャスト
サンドラ・ブロック (アンジェラ・ベネット/ルース)
ジェレミー・ノーサム (ジャック→旅先で出会ったナイスガイ)
デニス・ミラー (アラン精神科医→アンジェラの元彼)
ダイアン・ベイカー (ベネット夫人→アンジェラの母親)
ウェンディ・ガゼル (ルース・マークス/アンジェラ)
レイ・マッキノン (デール→アンジェラの同僚)
ロバート・ゴセット (ベンFBI捜査官)
<あらすじ>
アンジェラの元に届いた1枚のフロッピー。
同僚デールから送られて来たそのフロッピーの中には、重要な国家機密データが保存されていた。
それ以降、彼女は、何者かに襲われそうになる。
女性でありながらコンピューターに強いなんて素晴らしい!
サンドラ・ブロックも髪振り乱して頑張りましたぁ
・・・とは言え、容姿は洗練されているので、超オタクっぽくはなかったですね。
現代なら、ネットを題材にしたこの手の作品は、何の違和感もなく受け入れられると思いますが、これって1995年の映画ですよ。
今から10年以上も前に、この作品が作られたと言う事に感動です。
だって、メールやチャット、ネットでのデリバリサービス…
もちろん今では日常茶飯事ですが、さてみなさん、95年頃には、これらの事をやってましたか?
まだの人が多いんじゃないかなぁ~
原題は「ザ・ネット」。
でも邦題は「ザ・インターネット」に変更してあります。
あまり変化がないようだから、別に原題のままの「ザ・ネット」で良いんでない?
とも思いましたが…
あ、ああぁーーー!
もしかして…
「ネット」では、「網?」とかと勘違いする奴が居るんじゃないかと考えて「インターネット」にした?
まさかね~
でも当時ならありえる?
(WOWOWにて鑑賞)
<ネタ話にWクリック!> なんじゃそりゃ?
デールから送られていたフロッピーの中身は…
一見、何の怪しい所もないコンサートチケット案内のソフト。
しかし、画面右下の「πマーク」をクリックすると?
そのマークは、国家機密情報満載のドアでした。
電力会社、病院、鉄道会社などへ入り込めます。
さて、このフロッピーがコピーされ出回ったといち早く察知したある組織は、追跡開始。
恐らく、デールがアンジェラにフロッピーを送ったと、すぐに判ったのでしょうね。
もうフロッピーを持っていないデールは用なし。
飛行機事故に見せかけ、速効消されてしまいます。
人を殺す事に何の罪悪感もない組織でも、アンジェラの事は消せない。
それは「フロッピーのコピーを持っているかもしれない」と言う切り札があるからです。
もしそれがないと判ったら、すぐにデールと同じ運命を辿っていた事でしょう。
アンジェラは、本当にオタクの生活をしていた為に、彼女の正体を知っている人は皆無。
誰にも自分自身の証明を見せる事が出来ない!
しかし、そんなに知人が居ないものかなぁ~
ちょい不思議な感じもしないでもないけど、現実的にそう言う人も居るかもしれないですね。
アンジェラの元彼氏の精神科医アランは、可哀想だった。
最初、この人ももしかして悪い人か?
と疑心暗鬼にかかってしまったけど、本当にアンジェラの事を思っていた良い人でした。
亡くなってしまって残念…
デールが、アンジェラ宛てに送って来たフロッピーは青(緑だったか?)。
アンジェラが、ウィルス収集が趣味のデールに送ったフロッピーは赤…など、判りやすく見せている辺り、とても親切。
アンジェラに成りすましたルースのデスクから、ウィルス入りのフロッピーを見つけなかったら、もしかして、解決は難しかったかな??
全パソコンの画面がウィルスに感染していくシーンは圧巻です。
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