小六のB級A画館 by569.exblog.jp

ジュリアス・シーズー・小六です。ほぼネタばれ有り、ややB級寄りだから、ご注意を。ここでは気に入っている映画&海外ドラマを紹介してます。画像・イラストの無断持ち出しは禁止でございまする。


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es[エス] 「DAS EXPERIMENT / THE EXPERIMENT」

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■es[エス] 「DAS EXPERIMENT / THE EXPERIMENT」 2001年・独

■監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
■脚本 ドン・ボーリンガー、クリストフ・ダルンスタット、マリオ・ジョルダーノ
■音楽 アレクサンダー・フォン・ブーベンハイム

■キャスト
モーリッツ・ブライブトロイ (タレク・ファハト→囚人番号77・元記者、現在タクシードライバー)
クリスチャン・ベーケル (シュタインホフ→囚人番号38・空軍少佐)
オリヴァー・ストコースキー (シュッテ→囚人番号82・キオスク店員)
ヴォータン・ウィルケ・メーリング (ジョー→囚人番号69)
ユストゥス・フォン・ドーナニー (ベルス→看守役・航空会社勤務)
ティモ・ディールケス (エッカート→看守役・エルビスものまね名人)
ニッキ・フォン・テンペルホフ (カンプス→看守役・二枚目)
アントニー・モノー・Jr. (ボッシュ→看守役)
マレン・エッゲルト (ドラ)
エドガー・セルジュ (トーン教授)
アンドレア・サヴァツキー (グリム助手)
フィリップ・ホークマイアー (ラース助手)


<あらすじ>
1971年、スタンフォード大学心理学部において、実際に行なわれた実験の映画化。
公募で選ばれた24名が、講義や面接後に看守役と囚人役に振分けられ、2週間過ごす事に。
しかしある事件をきっかけに、たった6日間で実験中止となる。
その事件とは…?



実話を基に作られた作品です。
あまりにも精神的な悪影響が大きいため、現在、このような実験は禁止されていますが、本当に行なっていないのかは不明…
何となくこのような実験って、秘密裏に行なわれているような気がするなぁ~

『エス』が公開された2001年当初は、まだ訴訟中の被害者がいると言う理由から、アメリカでは公開が見送られたらしい。
しかし、話題作である上、2006年になって『エス』がリメイクされると言う計画が出て来たので、結局アメリカでも公開されたんですね。

この作品で一躍有名になったオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の新作は、ニコール・キッドマン主演で『ボディ・スナッチャー』のリメイク版と言うウワサも…
さて、どうなるのでしょうか!

なんか映画の言葉が英語じゃない響きってのも、なかなか良いですね。
ドイツ語…
言葉の端端に、ゴショゴショ囁くような音が混じる発音も新鮮ですな!


<ゴショゴショっとネタ話>

面白かったー!!!!!!!!
「環境」があれ程までに人を変化させ狂わせるとは…
誰でも「看守」になれ、「囚人」にもなれるという事です。

はじめは看守も囚人も、初対面なので遠慮があり、このまま数日過ぎるのかと思いきや、早速2日目辺りから怪しい雲行き。

タレクVSベルス!
ベルスが超キモイのです。
みんなに臭いって言われていたけど、一体、何の臭い&どんな臭いなんだろうか、気になる。

ドラ宛てにメモを渡すよう、タレクに頼まれたボッシュが、コソコソとエレベーターに向かうシーン。
ボッシュの背後にベルスが音もなく近づき、さ~どうする!
ボッシュが、臭いですぐにベルスの存在に気づくんですよ。
あのシーン笑いました。
ベルスってそんなに臭いんだぁ。

タレクがベルスに向かって言った一言「お前、臭いぞ」
あの言葉を浴びせられた時が、ベルスのスイッチが入った瞬間でしたねー

ベルスは、とても小心者で目立たない存在、またはイジメられっ子だった過去があるんじゃないかなぁ~
しかも「臭い」と言う理由で。
ベルスが、自分自分の発した言葉によって、初めて囚人を動かした時の彼の手の震えが物語っています。

こう言うタイプの人間が一番恐ろしいんですよね。

教授も、ベルスの事を、良い被験者だと考えていたと思います。
実験って、「可もなく不可もなく」タイプが揃っていてもダメで、やはり実験対象としては強力なキャラクターが必要ですからね。


さて、ここでちょっと考えてみたのですが。
タレクは、記者としての取材が背景にあったので、大騒ぎしたり、はしゃいだりと大忙し。
そのせいで、ベルスに対しても過剰に突っかかり、ベルスが怒った訳でして。

もしも、もしもですよ。
タレクがただ単にお金目的で参加した場合、もしもタレクが大人しかった場合は、こんな悲劇は迎えなかったのでは?

タレクの同室の空軍少佐・シュタインホフが、タレクに向かって「静かに14日間過ごせば良いんだ」って言ってましたが。
冷静な彼もさすがに、大学の助手が囚人服を着せられ房に入れられた時には、「これはマズイ状況」と悟ったらしく、タレクと大暴れしてましたね。


実際に、スタンフォード大学で行なわれた実験を基に映画を作ったのでしょうが、実験中に髪の毛を剃られたりしたら、即、実験中止になるような気がします。
では、実話はどのような事が発端で破綻したのか!
その辺、知りたいですねー。

実験参加報酬の4000マルクって日本円でどのくらい?
それも知りたいですねー。
…で、調べてみた。
2001年頃の1マルクは、だいたい50円よ。
ええ~~!!200000円!?
止め、止め!

あ…でも今から30年前だったら、結構な価値でしょうか?


個人的には、タレクとドラのシーンが出てくると、何となく作品のスピード感が衰えた感じがしました。
でもドラが居なかったら、あのラストは迎えなかったかもしれませんし。
ドラの存在は消せないか…

ま、個人的にドラに共感が持てなかっただけです。

だってね~
お父さんの葬儀の夜に、追突事故を起した相手の家に行くか!?
もともと彼氏と彼女だった…って言う設定じゃダメですか?
そんな一夜限りの相手なのに、実験場所まで面会に行くかなぁ~
ちょいと疑問ではあります。
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by by569 | 2006-11-29 16:39 | ア行