小六のB級A画館 by569.exblog.jp

ジュリアス・シーズー・小六です。ほぼネタばれ有り、ややB級寄りだから、ご注意を。ここでは気に入っている映画&海外ドラマを紹介してます。画像・イラストの無断持ち出しは禁止でございまする。


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激突! 「DUEL」

■激突! 「DUEL」 1971年・米
激突!

■監督 スティーヴン・スピルバーグ
■製作 ジョージ・エクスタイン
■原作/脚本 リチャード・マシスン
■音楽 ビリー・ゴールデンバーグ

■キャスト
デニス・ウィーヴァー (デヴィッド・マン)
エディ・ファイアストーン (カフェのオーナー)
ティム・ハーバート (ガソリンスタンド店員)
ルシル・ベンソン (蛇を飼っているスタンドの老婆)


<あらすじ>
デヴィッド・マンは、出張の為にハイウェイを車で移動していた。
前方に、低速で走る大型タンクローリーが1台。
デヴィッドは何気にタンクローリーを追い越したのだったが、執拗に追いかけられるようになり…



まさに、スティーヴン・スピルバーグの出世作!
実はこれ、アメリカでは、映画ではなくテレビドラマとしての放送だったそうです。
しかしあまりの面白さに、日本では映画として劇場公開されました。

内容はとても単純。
普通車が大型タンクローリーに追いかけられる。
ただこれだけの設定で、あそこまで面白く作れるのは、やはりスピルバーグの実力でしょうか。

今作品では、ほぼ1人芝居状態のデニス・ウィーヴァー。
2006年2月に他界しています。
80歳でした。
ご冥福をお祈りします…



<これよりネタ話でございます>

いや~本当に面白いですよ、この映画は!
製作が1971年なので、まぁ、古い映画に入るかもしれませんが、現在の技術を持ってしても、この作品には敵わないだろう。
どんなに頑張ってCGフル活用しても、豪華なキャストを揃えても、負けます。
映画とは、表面的なCGやキャストじゃないと、この作品を観るたびに感じますね~。

内容は至って単純。
でもそのシンプルさが、恐怖感をより一層あおります。

まず、乗用車が、ノロノロ走っている大型タンクローリーを追い越す訳ですよ。
タンクローリーの速度があんなに遅いんだもの、普通追い越すよね?。
その上、何~にもない遥か地平線まで見渡せるようなハイウェイだったら、わたくしも追い越すでしょう。
それなのに!
あんなにノロかったタンクローリーがジェットコースター並みに追いかけて来る…

これを子供の時に観てからと言うもの、車の後ろにトラックが居ると、とても恐怖を感じた記憶があります。
はっきり言ってトラウマになっちゃったですよ。

これまた、あのタンクローリーの姿が良い雰囲気を醸し出してます。
本当に鉄の塊!って自己主張しまくって。
マジにあれは凶器です。

タンクローリーのナンバープレートの他に、何台分ものナンバープレートが車体に飾られているんですが、今思うとあれらは、今回のデヴィッド・マンのように、突然降りかかった災難で命を落とされた方々の車のナンバープレート?などと考えましたが、どうでしょう。
まるでトロフィーのように…

ゲームを仕掛けて楽しんでいるドライバーなのかもしれませんね。

しかし、最後に、デヴィッド・マンが仕掛けた罠にはまって崖へ転落していくタンクローリー。
その姿はまるで大きな恐竜が叫び声を上げながら奈落の底へ落ちていくような錯覚さえ感じます。
まるで生き物です。

そして、その時に映るドライバーの手がまた印象的。
今まで冷静にゲームを楽しんでいたドライバーのハンドルを握る手が、初めて見せる人間的な焦りの動作。
これがまた考えさせられます。


何度も言っちゃいますが、本当にいい映画ですね~



さて、ここで『激突!』のもうひとつの楽しみ方!
それは、『スタッフを探せ!』です。
普通だったらカットされてしまうような、スタッフが映り込んでしまったシーンが幾つもあるのです。

『あっ、映ってる』とハッキリ分かるシーンを2つ紹介しましょう。

① デヴッド・マンが、タンクローリーに追いかけられてカフェに逃げ込みます。そこでトイレを借ります。トイレからカフェに戻る時、主人公の背中に撮影者の影が映ってます。

② デヴィッド・マンが、老婦人の経営するガソリンスタンドに入ります。老婦人が『裏庭にペットの爬虫類達が居るから見てね』と言うシーン。
そこで彼は裏庭にある電話ボックスに入り、ガラス扉をバタンと閉めた時、そのガラス扉に台本を持って立っているスタッフの姿が映り込んでいます。
もしかして、このスタッフの風貌、スピルバーグ本人かもしれません。

その他にも実はたくさん映ってるんですよ。
タンクローリーの車体に、カメラを載せたクレーンの影…など。
映画を観ながら、こんなシーンを見つけて下さいね。
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by by569 | 2006-12-04 20:29 | カ行