ピースメーカー 「THE PEACEMAKER」
■ピースメーカー 「THE PEACEMAKER」 1997年・米
■監督 ミミ・レダー
■製作 ウォルター・F・パークス、ブランコ・ラスティグ
■製作総指揮 マイケル・グリロ、ローリー・マクドナルド、ジョン・ウェルズ
■脚本 マイケル・シファー
■音楽 ハンス・ジマー
■キャスト
ジョージ・クルーニー (トム・デヴォー大佐)
ニコール・キッドマン (ジュリア・ケリー博士)
マーセル・ユーレス (デューサン・ガブリック)
アレクサンダー・バルエフ (アレクサンドロ・コドロフ)
レネ・メドヴェセク (ヴラドー・リミック)
ランダル・バティンコフ (ケン)
アーミン・ミューラー=スタール (ディミトリ)
<あらすじ>
ロシアで核弾頭10基を廃棄解体処分を行う事になった。
列車で核弾頭輸送中に列車事故が起こり核が消滅…と言うシナリオを作り、核をどこか別の場所へ運び出そうとしていたロシア軍人。
その陰謀に気づいた、ホワイトハウス核兵器密輸対策班のジュリア・ケリー博士とトム・デヴォー大佐が調査を開始する。
ロシア、ボスニア、ウィーン、アメリカを舞台に、核を追跡調査するジョージ・クルーニーとニコール・キッドマン。
なんとも豪華共演ですよね~
しかしこの時は、ジョージ・クルーニーが「アメリカで最もセクシーな男優ナンバー1」に選ばれようとは全く思っていなかった…
まあ、この時もかっこいい事はかっこいいけど。
まだ若くてヤンチャな感じですね。
監督は、『ディープ・インパクト』(1998)のミミ・レダー。
主演は、『シリアナ』(2005)でアカデミー助演男優賞を獲得したジョージ・クルーニー。
共演は、『めぐりあう時間たち』(2002)でアカデミー主演女優賞を獲得したニコール・キッドマン、『GOAL! ゴール!』(2005)のマーセル・ユーレス、『ディープ・インパクト』(1998)のアレクサンダー・バルエフなど。
(レンタルビデオにて鑑賞)
<以下ネタバレありです~>
あるロシア人の将軍が核を盗もうと列車で強奪するシーンは面白かったですねー
テンポも設定もよく楽しめました。
その後、核強奪の計画に気づいた、アメリカの核兵器密輸対策班のジュリア・ケリー博士とトム・デヴォー大佐が調査を開始。
ハラハラドキドキで、わたくしはとっても面白いと思うんですが、レビューを見ると非常に評判がよろしくないようで…
何でだ?
こう考えると、わたくしの許容範囲はとても広いようです。
だって面白かったもの。
舞台が、ロシア、ボスニア、ウィーン、アメリカ…と次々変化するのが新鮮でもアリ、紛らわしくもアリ。
油断してたらる「ここどこだっけ?」になってしまった。
やはり映画って真剣に観ないとダメですね。
ちょいとわたくし、この時、ながら族チラ観状態だったもので…
しかしデヴォー大佐、ウィーンの広場で派手に殺人を犯してましたが、これってどうなの?
普通なら逮捕されるし、国外に出られないと思うんだけど…
何事もなかったかのように核の調査してます。
誰かが証拠隠滅したのか?
いや、あれだけ大げさに暴れたら、証拠隠滅なんて出来やしないと思います。
目撃者多数だしね。
謎だ…
犯人のデューサンは、テロリストでありますが、犠牲者でもあります。
愛する妻と娘を殺され、一体何が悪で何が善なのか。
心の均衡を保てなくなったのは、環境がそうさせたのかもしれません。
デューサンに同情出来ないと言っている人がたくさんいましたね。
わたくしは、結構可哀想だな~と思ってしまってダメでした。
そのせいで、テロを一生懸命に阻止しようとしているデヴォーとケリーにも感情移入できなくなり、どっちつかず状態。
まあ、デューサンが妙に薄幸顔なのが悲哀さを誘うし、逆にデヴォーの勝気な半笑い顔がまたイヤらしいし。
この雰囲気だけで勝敗決まった!って感じですね。