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小六のB級A画館 by569.exblog.jp

ジュリアス・シーズー・小六です。ほぼネタばれ有り、ややB級寄りだから、ご注意を。ここでは気に入っている映画&海外ドラマを紹介してます。画像・イラストの無断持ち出しは禁止でございまする。


by by569

フォーガットン 「THE FORGOTTEN」

■フォーガットン 「THE FORGOTTEN」 2004年・米
フォーガットン

■監督 ジョセフ・ルーベン
■製作 ブルース・コーエン、ダン・ジンクス、ジョー・ロス
■製作総指揮 トッド・ガーナー、スティーヴ・ニコライデス
■脚本 ジェラルド・ディペゴ
■音楽 ジェームズ・ホーナー
■タイトルデザイン カイル・クーパー

■キャスト
ジュリアン・ムーア (テリー)
クリストファー・コヴァルスキー (サム→テリーの息子・9歳)
マシュー・プレゼウィッズ (サム→テリーの息子・5歳)
アンソニー・エドワーズ (ジム→テリーの夫)
ジェシカ・ヘクト (エリオット→ご近所さん)
ライナス・ローチ (フレンドリーマン)
ゲイリー・シニーズ (ジャック・マンス医師)
ドミニク・ウェスト (アッシュ→サムの同級生の父親)
ロバート・ウィズダム (カール・デイトン→国家安全保障局)
アルフレ・ウッダード (アン・ポープ刑事)


<あらすじ>
14ヶ月前に起きた小型飛行機事故により最愛の息子サムを亡くしたテリーは、いまだ立ち直れず暗い日々を送っていた。
時間を見つけては、サムの写っている写真やホームビデオをみて懐かしんでいたが、ある日、サムが写っていたはずの写真からサムだけが消えてパニックに陥るテリー。
医師に相談すると「あなたには初めから子供は居なかった」と告げられ…



何で?何でだっ!?
レビューを見たら、すごい言われようですね。
「バカにしてる!」「本当に最悪」なんて書かれてるし…

そんな事ないですよっ!
面白かったです。

まあ、相変わらず、わたくしの許容範囲が広いだけなのかもしれませんが…


監督は『マネートレイン』(1995)のジョセフ・ルーベン。

出演者は…
テリー役に、2002年に『エデンより彼方に』と『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞にダブルノミネートという名誉に輝いたジュリアン・ムーア。
テリーの夫役に、人気TVシリーズ『ER/緊急救命室』の第1シーズン~8シーズンに登場したアンソニー・エドワーズ。
フレンドリーマン役に、『バットマン ビギンズ』(2005)でブルース・ウェインの父親役を演じたライナス・ローチ。
テリーのカウンセリングを行なう医師に、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)でアカデミー助演男優賞にノミネートされたゲイリー・シニーズ。
テリーと共に謎を追求するアッシュ役に、『モナリザ・スマイル』(2003)のドミニク・ウェスト。
テリーを信じる女性刑事には、『クロスクリーク』(1983)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたアルフレ・ウッダードなど。

いや~豪華なメンバーが揃ってますね。

(レンタルビデオにて鑑賞)



<ここからネタバレしてます>

一見、荒唐無稽に見えますが、これは正真正銘の親子愛です。
しかも「強い」親子愛。
普通の人間は、子供を愛してると思っていても、フレンドリーマンの実験により記憶がなくなって子供の存在すら忘れちゃってる訳でしょう?
でもこんなのにも騙されないほど、テリーの息子への執着は強かった…

わたくし、こう言う内容は嫌いじゃありません。


途中までは、行き詰まるサスペンスタッチで進んでいきます。
息子サムが忘れられず悲しい日々を送るテリーに「初めから息子なんて居ない」と告げる医師。
もしかして、彼女が精神を患っている映画なのかな~と思いながら観てました。

しかし、そうでもないような?
と思い始めたのは、フレンドリーマンが登場した辺りから。

…で、なんで彼はフレンドリーマンって言う役名なの?
エンドロールにもそう表示されてたみたい。
途中で、クエスト航空のシニアー社長って名で出て来たようですがね。


一応、彼らは人間ではないのですよね?
人間を実験して、その後はどうするつもりなのでしょう。
最終的な目標は?
もしかして地球侵略!?

フレンドリーマンは「被害は最小限にとどめたい」と言ってましたが。

彼らの本当の実験目的は、人間の体や記憶の分野ではなく、目に見えない愛や感情についてでした。
そう考えると、宇宙人には感情がないのだと言う事がハッキリしますね。
感情とはどう言うモノなのかが、彼らには理解できないのでしょう。

飛行機事故で子供を失ったほとんどの親の記憶は消滅させられたのに、どうしてテリーだけ上手く記憶操作が行かないのか、フレンドリーマンも困ってました。


アッシュもポープ刑事も記憶を消されて、また普通の生活に戻れたと思います。

ですので、彼らの計画=一連の事件を知っているのはテリーだけなのでしょう。



観終わって、とにかく印象に残った3つのシーンは、

まずは、ジュリアン・ムーアの疾走シーン。
すご~く走る、走る!
女優さんって体力勝負ですね。

次に、テリーとアッシュが車に乗って移動している時、国家安全保障局の人が乗った車が直角にぶつかって来るシーン。
あれは、本当に驚いた…
飛び上がりましたもん。

そして、アン・ポープ刑事がテリーの目の前で空にぶっ飛んでいくシーン。
あれって怖いですよ。
マジで。
by by569 | 2007-02-04 13:04 | ハ行