CSI:マイアミ #10 カリスマ教授の異常な生活「A Horrible Mind」
■#10 カリスマ教授の異常な生活「A Horrible Mind」
■製作総指揮 ジェリー・ブラッカイマー他
■キャスト(レギュラー)
デヴィッド・カルーソ (ホレイショ・ケイン→CSI チーフ)
エミリー・プロクター (カリー・デュケーン→CSI 捜査官)
アダム・ロドリゲス (エリック・デルコ→CSI 捜査官)
カンディ・アレクサンダー (アレックス・ウッズ→CSI 検死官)
ロリー・コクレイン (ティム・スピードル→CSI 捜査官)
キム・デラニー (メーガン・ドナー→CSI 捜査官)
■キャスト(ゲスト)
レニー・ヴォン・ドーレン (アダム・メッツガー教授)
イアン・リード・ケスラー (ネッド・サンテ→生徒)
ヘザー・マッコーム (ジニー・テイラー→生徒)
ヴィッキー・デイヴィス (テレサ→生徒)
ジョシュ・ケンブル (ダグ・リード→被害者)
パオロ・セガンティ (ロレンゾ・カスタノット(ラリー)→リード製作所社員)
クリスティーナ・ソーザ (キャロライン→ダグの彼女)
アーロン・D・スピアーズ (ジェリー→水中捜査班・デルコの友人)
ダイアン・ミゾタ (CSIスタッフ)
ワンダ・デ・ジーザス (アデル・セヴィーラ刑事)
マイケル・ワーレイ (バーンステイン刑事)
<あらすじ>
大学教授が、木に吊るされた状態で発見された。
全身には拷問の痕。
カルト殺人なのか?
ホレイショ、スピードル、カリーが現場へ向かう。
運河から引き上げられた車のトランクから遺体が発見された。
デルコが現場へ向かう。
森の中で、男性が木から吊るされた状態で発見されます。
体中に拷問の痕が。
バーンステイン刑事が「刑事になって16年、こんな異様なのは初めてだ」と言ってます。
被害者は、大学教授のアダム・メッツガー。
現場の状況と証拠品…
1.小さな布切れとそこに付着している血痕
2.アダム教授の遺体の近くにある犬の死骸
アダム教授の検死結果は…
1.目が開いたまま→接着剤で瞼をのり付けされている
2.網膜損傷→常夏のマイアミで雪目のような状態
3.アイスピッグのような細長く深い傷が9ヶ所
4.鈍器で殴られた痕が8ヶ所
5.カミソリのような切り傷が14ヶ所
6.足の裏に針で刺したような痕多数
7.手の平に比較的古い傷
8.死因は窒息死
手の平の古い傷が、治癒第2段階まで進んでいるので、約4~6時間は拷問されていたと思われます。
体中の傷は62ヶ所、全て死ぬ前につけられたものと判明。
学校でアダム教授の人物像について聞き込みすると…
彼は、ヒトラーの姿で現れ生徒に番号をふったり、痛みが生命力の源だといって教えたりと、かなりカルト的な考えの持ち主でした。
ホレイショは、アダム教授のゼミの生徒13人のDNAを採取します。
すると、現場で見つかった証拠「小さな布切れとそこに付着している血痕」の血痕は、アダム教授のものではなく、生徒のネッド・サンテのものと判ります。
ネッドに話を聴くと、「教授の群衆心理の実験台にされた。他の生徒全員から、木に吊るされ、リンチをうけた」と。
しかし教授を殺したりはしない。
ただ、論文の単位が欲しいから教授を訴える事は出来なかったと告白。
★小六が勝手に選ぶ、ホレイショの決めゼリフ!★
ここでホレイショがネッドに向かって
「論文なんかより人間の尊厳の方が重要視されるべきだ」
そうだ、そうだ!
ネッドよ。
ホレイショのこの言葉を胸に、この先、生きて行ってくれ!
アダム教授の家から証拠品を押収。
カリーは、教授の家にあった拷問器具が、教授の傷と一致するか調査
スピードルは、シュレッダーで細かくなった用紙の復元
カリーが調べていた拷問器具は、アダム教授の傷とは一致しませんでしたが、教授の遺体の近くで見つかった犬の傷と一致。
スピードルが苦労して復元した用紙には、「犬の実験は、助手の変化をもたらした」と言うような文字が。
犬の拷問を見せることにより、人間の精神状態がどのように変化するか実験していたように思われます。
一体どの生徒を実験台にしたのか?
埋め込まれたマイクロチップから、犬の飼い主が判明。
飼い主は、ジニー・テイラー。
ゼミの生徒です。
しかし彼女は、教授を殺すまでの殺意はなく、シロ。
愛犬が拷問された事も知りませんでした。
再度証拠を探しに教授の自宅へ。
そこで、自室に指紋が全くない事に気づきます。
ホレイショは、「犯人が血しぶきを拭き取った結果、指紋も消えただけでは?」と思い調べると、部屋中に血液反応が出ます。
この部屋がアダム教授を拷問した現場だったのです。
テーブルの上に置いてある物を見ると、拷問時に出来た傷と一致しそうな備品がたくさん。
そして、網膜の損傷は、コピー機の白熱光を見せられた結果だと判ります。
その時、コピー機の隙間にコットンの切れ端を発見。
このコットンセーターは、生徒の一人テレサが着ていたのではないか!?
テレサの事情聴取…
彼女の持っていたレザー銃の痕が、教授の傷と一致。
犬の拷問を見せられ、精神状態が普通じゃなかった…
テレサは教授に拷問した事を認めます。
「一度なぐったら止まらなくなり、拷問をし続けた。教授を森まで歩かせ、服を脱がせ、木に吊るした」と。
しかし、ホレイショが彼女に「君はただの被験者だった。犬の拷問によりどのように変化するか…の実験に使われただけ」
彼女は少し考え「教授の本心を知っていたら殺さなかったかも。でも死んでくれて嬉しい…」と答えました。
さて、デルコは、運河に沈められた車の担当。
現場に駆けつけ、車を調べると、トランクの中に2倍に膨れ上がった死体が入っています。
車をラボに持ち帰り調べる事に…
1.車に泥が蓄積していないので、運河に沈んで3~4週間
2.被害者の衣服から、1ドル50セント、何かの紙の束、そして車のキー
3.トランクからはスウィートキャロラインのラブソング集のCD
トランクの壁には爪で引っかいたような痕が残っていました。
これは、車が水に入った時には生きていた証拠。
車の登録番号から持ち主は、ロレンゾ・カスタノット、通称ラリー。
デルコとセヴィーラ刑事がラリーに話を聴きに行くと、「車は盗まれた」と証言します。
地元の最近の行方不明登録から、今回の被害者の特徴を似た人物が1名だけ該当。
名前は、ダグ・リード。
ダグの彼女キャロラインから、ダグの写真を借ります。
その写真に写った彼は、仕事用の作業着姿で、胸のネームには「リード製作所」と言う文字が。
ラリーの勤めている会社です。
これでラリーが怪しい!
しかし、彼にはアリバイがあり、ダグの殺害は不可能。
ダグの衣服から出て来た紙の束を乾かし広げると、アルバ島のガイドブックと入金票、そして何かもメモが記されていました。
ダグの彼女・キャロラインの証言通り、ダグはアルバ島の旅行を予定していたようです。
また、入金票の氏名欄には、ラリーの名前が…
これで個人的な付き合いが立証されました。
ラリーに問い詰めると、
実は、ダグと一緒に車の盗難保険金詐欺を計画していた。
ラリーはアリバイ作りの為にその夜はドッグレース場に行き、ダグが車を運河に沈め、1ドル50セントでバスに乗りドッグレース場に来て、車のキーをラリーに返し、彼女とアルバ島へ行く予定だった・・・と。
デルコは、車転落の場所で再現してみる事に。
その夜は大雨で地盤が滑りやすかった…
トランクの中にあるスウィートキャロラインのCDを取ろうとしたが、トランクの奥の方に入ってしまい、足を滑らせトランクに入り込んだ反動でドアが閉まり溺死。
と言う結果におさまりました。
なんだ、なんだ?
メーガンは、ラボに持ち込んだ車を、デルコと一緒に調べるシーンだけです。
それしか登場しませんでした。
どうしたのでしょう。
逆に、ワンダ・デ・ジーザス演じるセヴィーラ刑事の登場がここの所、すっごく増えました。
そろそろメーガンがいなくなる準備が始まっているのでしょうか!?
<ちょいと新発見&簡単メモ>
1.メーガンの画面登場率がぐっと減ってます
今回もデルコと車を調べるシーンにしか登場してません
2.デルコ曰く「水中捜査班」ってモテるそうです