小六のB級A画館 by569.exblog.jp

ジュリアス・シーズー・小六です。ほぼネタばれ有り、ややB級寄りだから、ご注意を。ここでは気に入っている映画&海外ドラマを紹介してます。画像・イラストの無断持ち出しは禁止でございまする。


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スケルトン・キー 「THE SKELETON KEY」

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■スケルトン・キー 「THE SKELETON KEY」 2005年・米

■監督 イアン・ソフトリー
■製作 マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア、イアン・ソフトリー、ダニエル・ボブカー
■製作総指揮 クレイトン・タウンゼント
■脚本 アーレン・クルーガー
■音楽 エド・シェアマー

■キャスト
ケイト・ハドソン (キャロライン・エリス→看護師)
ジーナ・ローランズ (ヴァイオレット・デヴロー→豪邸に住む老女)
ジョン・ハート (ベン・デヴロー→ヴァイオレットの夫)
ピーター・サースガード (ルーク・マーシャル→デヴロー家の弁護士)
ジョイ・ブライアント (ジル→キャロラインの親友)


<あらすじ>
「週1000ドルで住み込み介護人求む」
人里離れた屋敷に住むベン&ヴァイオレット老夫婦。
脳梗塞で倒れ全身麻痺のベンの介護のため、住み込みで介護するキャロラインだったが、その屋敷には鏡が全くなく、魔除けのレンガ屑が撒かれ、全体的に不気味な空気が漂っているのだった。



すごく面白い!!
良いっ!!!!!
どうして日本未公開なんだか不思議です。
こう言う作品を取り入れなくて一体何をしてる!
勿体無い…


監督は、『光の旅人 K-PAX』(2001)のイアン・ソフトリー

看護師のキャロライン役に、『あの頃ペニー・レインと』(2000)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたケイト・ハドソン
彼女は、ゴールディ・ホーンの娘だそうです。
あまり似てませんね。
豪邸に住む老女ヴァイオレット役に、『グロリア』(1980)でアカデミー主演女優賞にノミネートされたジーナ・ローランズ
ヴァイオレットの夫ベン役に、『エレファント・マン』(1980)でアカデミー主演男優賞にノミネートされたジョン・ハート
彼の名を聞くと、わたくしは、『エイリアン』(1979)を思い出すんですよね~
『エイリアン』大好き!
デヴロー家の弁護士ルーク役に、『ニュースの天才』(2003)でゴールデン・グローブ助演男優賞にノミネートされたピーター・サースガードなど。



<はいっこれ!ネタバラシテン・キーよ>

ラストはこう来たか!!(←えっ?もうオチの話?)

なんて奥が深いんだ。
オチを知ってから、映画の最初から記憶を辿って、あれは、ああなったから、今こうなって~と、いろいろ考えを巡らせ楽しめますよ。


まずは、ヴァイレットより語られるこの豪邸の過去から始まります。

"今から90年も前、銀行家のソープは、言葉巧みに騙して財を成した資産家であり、その当時、黒人の召使い(セシールとシスティファイ)が居た。
召使いは、病気を治す術を身につけていて信頼もあったが、ソープはそんな事は全く興味が無く彼らに辛く当たっていた。

ソープの幼い子供たち(マーティンとグレース)は召使いの呪術に興味があり、ある日、屋根裏部屋である儀式を行なった。
その儀式を目撃したソープは激怒し、召使いのセシールとシスティファイを木から吊るし、みんなの目の前で焼き殺したと言う。

ソープ夫妻はその後、破産し自殺をはかった"


そして、そして~


"残った子供たちマーティンとグレースはこの屋敷に1962年まで住んでいたが、管理が大変になり売却。
ベン&ヴァイオレット夫妻がこの屋敷を購入。
そして現在に至る"


さて、ヴァイオレットの夫ベンの看護の為に雇われたキャロライン。
ほぼ全身麻痺のベンだったが、何かを必死にキャロラインに訴えようとしている素振りが…

「どうしたの?何に怯えてるの?」
この言葉に、動かない指を必死に動かしヴァイオレットを指差すベンでした。

なるほど!
ここまで観ると、奥さんのヴァイオレットが何らかの方法でベンをこんな体にしたんだな。
一体どうやって?と思ったんですが。


まさか…まさか…

「いけにえ」は命をとられる訳ではなく、交換だったのです。
肉体の交換。
あれほど恐怖に包まれていたベンは、本当のベンじゃない…
いや、外見はベンだ。
しかし中身がベンじゃないのです。
あぁ…今考えただけでもゾワゾワします。


このオチまで来て、やっと、90年前の過去を考えるんです。

子供たちに呪術を教えていたセシールとシスティファイは、父親ソープが儀式を発見した時には既に入れ替わっていた。
と言う事は、見世物的に焼き殺されたのは、召使いではなく、自分の子供たちだったと言うことです。
あくまで外見は召使いだが。
恐ろしい…


「夫の看護人を雇うなら南部出身の人」と、やけに南部の人間にこだわるヴァイオレット。
昔の田舎にはよそ者を嫌煙するような閉鎖的な感じがありましたが、今の時代に南部女じゃないとダメだなんて、時代錯誤もいいトコだよ~と思いましたが。

また「入れ墨はあるか」なんて聞くのも、今の時代、入れ墨してる女の子だって居るだろ~って感じ。

とにかく考えが古いな~という印象はありました。
古いはずだ…
90年前の人だもんね。

実際、キャロラインに入れ墨があるかどうか、彼女が風呂に入る時に穴から覗いてたし。

所々に「そう言えば!」と言うシーンもありましたね~
キャロラインとルークが2人っきりで部屋に居た所に、突然ヴァイオレットが入って来て嫉妬するような表情をしたり…
そりゃ嫉妬もするかぁ
旦那さまはさっさと若い体を手に入れたのに、自分は老体のまま。
しかも旦那さまがピチピチギャルのキャロラインと接近したように感じたら、そりゃ焦りますね。


最後に、キャロラインの変化にジルが気づいてくれないかなと、ちょっと期待したのですが。
ジルの目の前でキャロラインがタバコでも吸い始めれば、ジルも違和感覚えたかもしれませんね。
それは叶いませんでした。

ルークのジルを見る目が、な~んかイヤな感じ。
ヴァイオレットが、「本当は黒人が良かった」って言ってたのが気になりますぅ。
まさか、次はジル?



ここで、ちょい疑問

寂れたガソリンスタンドにキャロラインとルークが立ち寄った際、ドアの前にレンガ屑が撒かれていたにもかかわらず、ルークはどうして線を越えて部屋に入事が出来たのだろうか?
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by by569 | 2007-04-15 21:01 | サ行