ブギーマン 「BOOGEYMAN」
■ブギーマン 「BOOGEYMAN」 2005年・米/ニュージーランド/独
■監督 スティーヴン・T・ケイ
■製作 サム・ライミ、ロブ・タパート
■原案 エリック・クリプキ
■脚本 エリック・クリプキ、ジュリエット・スノードン、スタイルズ・ホワイト
■音楽 ジョセフ・ロドゥカ
■キャスト
バリー・ワトソン (ティム)
エミリー・デシャネル (ケイト→ティムの幼なじみ)
スカイ・マッコール・バートシアク (フラニー→謎の少女)
トーリー・マセット (ジェシカ→ティムの彼女)
アンドリュー・グローヴァー (ブギーマン)
ルーシー・ローレス (ティムの母)
チャールズ・メシュア (ティムの父)
フィリップ・ゴードン (マイケル→ティムのおじ)
アーロン・マーフィー (ティムの少年時代)
<あらすじ>
ティムは幼い頃、クローゼットの中に父親が吸い込まれ行方不明になったと言う過去から、暗闇に恐怖を覚えるようになる。
それ以来、自宅には戻っていなかったが、母親の葬儀の為に帰省し、実家に一人で泊まる事にするのだったが…
わたくしも、マジに暗闇って怖いです。
さすがに日本家屋なので、我が家にはクローゼットなんて洒落たものはないんですが、押入れが数センチ開いていると怖いし、夜中の鏡などは絶対に見ないっっ!!
監督は、『デッドマン・コーリング』(2004)のスティーヴン・T・ケイ
製作に、サム・ライミの名前を発見!
過去のトラウマに苦しむティム役に、『鬼教師ミセス・ティングル』(1999)のバリー・ワトソン
ティムの幼なじみケイト役に、テレビドラマ『BONES』のエミリー・デシャネル
ティムの前に現れる少女フラニー役に、『サウンド・オブ・サイレンス』(2001)でマイケル・ダグラス演じる医師の娘役を演じていたスカイ・マッコール・バートシアクなど。
(WOWOWにて鑑賞)
<以下ネタバレしてます>
こんな感じの作品って、最近多いような気がする…
心の中で怖いと思っている事が実体化して襲ってくる系。
アメリカ映画でありがちな恐怖の場所は、やはりクローゼットの中、あとはベッドの下とか。
よく子供が、「ママ、ドアは開けておいて」な~んて言っちゃって、部屋のドアを10センチくらい開けたままにしているシーンはよく観ます。
みんな、真っ暗闇になるのが怖いんだ~と思ってるけど、よく観察してみると、思いっきり窓が全開でカーテンヒラヒラ~なんて事あるし。
アメリカ人の恐怖に対する考え方って微妙…
部屋のドアより、まずは、戸締りだろう。
ティムの父親もクローゼットの中はちょっぴり怖いな~って思ってたんでしょうね。
ビクビクしてたもの。
しかし、父親がクローゼットに連れ去られるシーンは、現実のものなのか夢なのか。
ティムが幼い時に、父親が居なくなったのは確かなので、夢に見た映像と父親が居なくなった事実がどこかでごちゃ混ぜになってしまったって事?
ラスト近くに徐々に明らかになるブギーマンの全貌…
ブギーマンが迫力あるかイマイチかは、さておき。
ブギーマンの姿は、ティムが怖いと思っている幽霊像だから仕方がないのだ。
この作品のテーマは、『己の恐怖と対峙し、克服する』なのですから。