X-ファイル #1 序章 「Pilot」
■監督 ロバート・マンデル
■脚本 クリス・カーター
■キャスト
デヴィッド・ドゥカヴニー(フォックス・モルダー)
ジリアン・アンダーソン(ダナ・スカリー)
チャールズ・シオッフィ(スコット・ブレヴィンズ Section Chief)
クリフ・デ・ヤング(ネムマン医師)
サラ・コスコフ(テレサ→ネムマン医師の娘)
レオン・ラッサム(マイルズ刑事→ビリーの父)
ザッカリー・アンスリー(ビリー・マイルズ→テレサの同級生)
スティーブン・E・ミラー(トゥルイット検死官)
マルコム・スチュワート(グラス医師)
アレクサンドリア・バーリン(オードリー)
ジム・ジャンセン(ハイツ・ウェーバー医師)
ケン・キャムルー(Third Man)
ドグ・ヘイブラハムズ(郡保安官)
ウィリアム・B・デイヴィス(Smoking Man)
カティア・ガードナー(ペギー・オデール→ビリーの友達)
<ストーリー>
~オレゴン州 北西部~
深夜、森の中をパジャマ姿で逃げている女性
いきなり彼女の周辺で突風が吹き荒れ、前方から眩しい光と共に男の姿が…
翌朝遺体で発見された女性は、カレン
刑事の息子と同じ89年卒業の同級生だと判明する
カレンの腰には2つ赤い斑点がついていた
~FBI ワシントンD.C.~
FBIワシントン支局に着任したダナ・スカリー
「X-ファイル」久々に観たけど、スカリー、若い~
ワシントン支局セクションチーフは「モルダーを知ってるか?彼の仕事の補佐をして事件を科学的に検証しレポートを提出してくれ」と依頼する
「モルダーと働くですって!?ええ~~」って感じのスカリー
これって左遷?
モルダーも「なにやらかしてこんな所に来たの?」って言ってるし
しっかし、今観ると本当にモルダーも若い~、カッコイイ!
2人の最初の事件は、オレゴン州で起きた森の中での変死事件
現在までに判っているデータは…
被害者 カレン21歳
森の中で深夜に死亡
腰にあった赤い斑点の周辺組織は、医大を出たスカリーでも見た事のない化学式
カレンと同様の事件がサウスダコタとテキサスでも起こっている事
スカリーは斑点の周辺組織を「たんぱく質の一種かしら?」と言ってますが…
モルダーは妙にウキウキワクワク気味
いきなり「地球外生命体は信じる?」
スカリー「NO!」
「じゃ、明日オレゴンに出発だ、明日会おう」
…って、もう今日の仕事、終わりかい?
~オレゴン州沿岸北西部 1992.3.7~
オレゴンに到着したモルダーとスカリーは、車で移動中、事件ファイルを確認
1件目~3件目までの被害者に赤い斑点があったとは報告されていない
スカリーは4件目とは別事件では?と考えるが、モルダーは聞く耳持たず
「とりあえず3件目の被害者レイ・ソムズの墓を掘って遺体検死をし直したい、墓掘りの許可はもうもらったよ」
モルダー、ひとりでワクワク
あきれるスカリー
↑あぁぁ~~、この2人の温度差、懐かしい!
この感じが好きなんだよね~
あーだこーだ2人で話していると、突然車のラジオにノイズが入りチャンネルが勝手に変わり始める
モルダーは車を止め、トランクから怪しいスプレーを取り出し、道路に×印を書く
スカリー、目がテン
墓地に到着
すでに墓掘り用機材やカレンを検死したトゥルイット医師が到着していた
レイ・ソムズに関しての情報として…
ハイスクール卒業後、精神分裂症で入院
1件目と2件目の事件の犯人は自分だと告白
病院を脱走したその7時間後、森で衰弱死しているのを発見される
今からレイの棺を掘り出す所というタイミングで、1~3件目の検死を担当したネムマン医師がイチャモンをつけにやってくる
「オレの検死を疑ってるのかぁ==」
モルダースカリー、冷静に無視…
棺を持ち上げていた機材のロープが切れ、棺がゴロゴロ~と丘を転がる(大丈夫か?)
その衝撃で開いた蓋の奥に見えた遺体はどう見ても人間のものではなかった
~10:56 PM~
スカリー、検死…
身長156センチ、体重23.6キログラム
遺体は乾燥しきっていてミイラ状態
頭蓋骨、眼窩は人間ではない
検死結果を聞き、興奮するモルダー
~4:37 AM~
スカリーは今回の事件のレポートを作成していた
一番の不可思議な事は、掘り起こした遺体の鼻腔から摘出した金属性物質
調べても何の物質なのかは特定できなかった
スカリーの考えが気になるモルダーは、朝方4時にもかかわらず、スカリーの部屋のドアをノック
「どなた?」
「スピルバーグだ!」(←好きだな~こういうの)
~オレゴン州立精神病院~
カレンと同級生で、ハイスクール卒業後から交通事故により入院しているビリー&ペギーの面会に向かう
ペギーは、足が麻痺し車椅子の生活、ビリーは植物人間状態だった
精神の不安定なペギーが暴れだした際、腰に赤い斑点があるのを見逃さなかったスカリーは「一体あの斑点は何なの?」とモルダーに確認
「あれは、誘拐されたのさ」
「誰に?」
「人間じゃない」
はぁ~??的なスカリー
とにかく何か証拠を見つけないと!
深夜、カレンが発見された森へ向かう
モルダーの持つ方位磁石はグルグル(これは、期待できそう♪ワクワク)
スカリーは森の土を採取する
その時、暗闇から郡保安官登場~
「ここは私有地で立ち入り禁止だ、戻らないと逮捕しちゃうぞ」
しぶしぶ立ち去るモルダースカリー
車で戻りながら「あいつあんな暗い所で何やってるわけ?」ブツブツ…
「これ何だと思う?」スカリーは森で採取した土を見せる
「灰か?」
相変わらずモルダーの方位磁石はグルグルグルグル
ふと時計を見ると、9:03 PM
いきなり空から眩い光に包まれ、車のエンジンが勝手に停止
「ちょっと、一体何が起きてるの?」
数秒後、光は消え静寂に包まれる
再度時計を確認、9:12 PM
「すごい!9分間、時間が消えた!UFOを見つけた人間は、時間が消えるんだ」モルダー大はしゃぎ
次の瞬間、車のエンジンがひとりでに掛かり、車のライトが点く
明るく照らされた道路には、昼間モルダーがスプレーで書いた×印が…
すげー
モーテルに戻り、スカリーは事件レポート作成
突然部屋の電気が消える(停電?)
暗くてはレポートは無理
仕方がないので、シャワー室へ向かったスカリーは、自分の腰の所に赤い斑点を発見する
おおぉぉー、第1話からスカリーのお色気ショット?
急いでモルダーの所へ
「腰に斑点がある!」
じ~~~~
「蚊だよ」
スカリー、一体どうやってあんな場所を蚊に刺されたのさ
しかもこんな夜遅くに男ひとりの部屋に行くなんて…
何たる事!!!
んっ!?
全然モルダー気にしてない
え??モルダー、もしやモーホ系?
ここで気を許したのか、モルダーは自分の悲しい過去を話し出す…
12歳の時、8歳の妹が消えた
部屋の中に誰かが居た
妹は助けを求めたのに、オレは体が動かなかった
それ以来ずっと調べているけれど、どうしても手に入らない機密情報がある
政府が何かを隠しているに違いない
自分には、ヴァーバー博士と言う協力者がいる
誰?ヴァーバー博士だって?
覚えておこう…
モーテルの電話が鳴る
「え!何だって?」
ペギーが死んだ…
電話の主は女の声だった
~オレゴン州ベルフルール 高速道路133号~
ペギーは車に轢かれて亡くなったらしい
目撃情報によると、突然車の前に走って来たとの事
「走って来たって?歩けないのに?」
ペギーの腕時計が、9:03で止っているのをスカリーは見逃さなかった
その夜、誰かの放火によりラボが焼失
掘り起こした「人間とは思えない怪しい遺体」は盗まれ、情報を入力したコンピューターやX線写真、採取した森の土などの証拠品は全てダメになってしまった
モルダースカリー愕然…
背後からモルダーとスカリーに声を掛ける女性
「私、テレサ・ネムマンです、私を助けて」
ネムマン医師の娘だった
なんか~モルダースカリー忙しいんですけど
休む暇ないって感じー
テレサをダイナーへ連れて行き、彼女の話を聞くと
「助けてください、私、気づくと森へ来ているの」
「いつからそんな事が?」
「卒業した夏から」
「体に斑点は?」
「あるわ」
そこにネムマン医師と、ビリーの父親であるマイルズ刑事が登場し、テレサを連れ帰る
「彼らは犯人が誰だか知ってるわね、ラボに放火したのも彼らだわ」冷静なスカリー
~5:07 AM~
もしかしてモルスカ徹夜?
犯人はビリーだと思う…のモルダーの結論にチョイ疑いのまなざしのスカリー
「だってビリーは植物状態よ」
「車椅子のペギーだって走ったぜ」
「確かにペギーの腕時計は9:03で止ってたけど」
~オレゴン州立精神病院~
スカリーはビリーの足の裏に土が付着しているのを発見し「犯人はビリーだわ、クレイジ~~!!森で採取した灰のような土と同じだわ」
珍しく興奮気味のスカリー
「森の土は焼失してしまったから、同じ土かどうか確認できないじゃないか」
これまた珍しく優等生目線で語るモルダー
で、深夜、再度土を採取に向かう
この方たち、ちゃんと眠ってる?
森の入口には、またしても郡保安官の車が停車
「またあいつ来てる」
その時、森の奥の方から女性の悲鳴が響く
スカリーは暗闇からいきなり出てきた男に殴られ気絶寸前
モルダーは悲鳴の近くへ向かう
そこには、ビリーと気絶しているテレサ、ビリーの父マイルズ刑事が居た
竜巻状の風と眩しい光に包まれながら、ビリーはテレサを抱え佇む
いつしか風がやみ光が消え静寂に包まれた時、我に返ったビリーは植物状態ではなく以前の彼に戻っていた
もちろんテレサも無事だった
そこでやっと駆けつけたスカリーは、この状態を見ていないんですよね~
惜しかった==
~1992.3.22 FBI本部~
ビリーは今までの事を告白する…
あの光は、卒業パーティーを森の中でしていた時に遭遇し、実験場所のような所に連れて行かれ、自分の頭に何かを埋め込まれた
時々光から指令が来る
実験は失敗し、全てを破壊するよう命令された…
スカリーが提出した事件レポートを読んだセクションチーフは「宇宙人だの、鼻に金属通信装置を埋められただのって、誰が信じる?」
レポートは科学的事実に反すると非難される
こんなに頑張ったのにね~、スカリー!
~11:22 PM~
スカリーの自宅にモルダーから電話が入る
「ビリーは証拠不十分で不起訴になったよ」
スカリー、初仕事お疲れさま~
なんだか達成感の得られない終わり方だね
ラボ火災で失ったはずの証拠品…鼻腔から摘出した金属片を、ある男が書類保管室のトレイに慎重にしまう
なんと今回の金属片で、6個目よ
ちなみに保管箱 NO.100041
その書類保管室は、ペンタゴン(国防総省)だった
(第2話へつづく…)
***** 小六メモ *****
『この作品は事実を基に制作されています』
↑気に入ってます~この感じ
モルダーとスカリーの仕事部屋は、FBIワシントン支局の地下書類保管庫の奥~の方
こういう職場、はっきり言って好きだな
自分も働いてみたい~
変人モルダー
オックスフォード大卒らしい
凄くね?
さて、X-ファイルが放送されてから20年もたった今、また急に「X-ファイル」観たくなっちゃってレンタルしてしまいました
今観ても素晴らしい
だいたい20年も前の作品を観てみると、普通は、「こんなにちゃっちぃ感じだったかな~」とか「当時は真剣に観たんだけど、今観てみると微妙」なんて思ってしまう所なんだけどね
全くそんな事ないです
と言いますか、逆に考えてみると、今のテレビドラマって、もっとサラッと簡単に作ってる印象ですよ
だって、この第1話を観ただけでも、とても45分のテレビドラマとは思えない充実した内容で、丁寧にきちんと作っている感じですし、映像も内容も色褪せていない
感動です~
モルダーが持ってた携帯(?)電話が超デカかったのにも感動したぜ
さてさて、スカリーがモルダーの補佐をする事になる所からスタートです
スカリーとしてはちょい左遷気味に感じるかもしれませんが、頑張って下さい!
宇宙人に関して、熱い男モルダーと、全く信じない冷めたスカリーの温度差が大好きでね~
以前観た時には、「スカリーってば、文句ばかり言ってないで、もっとモルダーに協力すれば良いのに」って思ってましたが、20年経った今、改めて観てみると「確かにスカリーの態度は間違ってないわな…」と思うようになった自分は、大人になってしまったのか
いつまでもモルダーみたいに子供の心でいなければっ!!
なんてったって、X-ファイル信者ですから~
いや~、とにかく今後の展開が楽しみです
休日の楽しみが増えたな~