黒く濁る村 「Moss」
<早速ですがネタバレです!>
WOWOW字幕版にて鑑賞~
一番最初に驚きますよ、みなさん
だって=!
画面に「1978年頃」って字幕が出たんですよ
1970年頃とか1980年頃なら理解できますけど、1978年って詳しい数字を出しておいて「頃」って…ありかい?
詳しいんだか曖昧なんだか判らんっ!
とか何とか言いながら気に入ってま~す、この作品(^^)ぬひ
上映時間が、160分もあるんですよ
こんなに長時間、我慢出来るだろうか~と始めは思ってたんだけど、意外に飽きずに160分終了ー
途中、「そんなに詳しくこのシーンに時間割かなくても良くない?」と感じるシーンがあったので、余計な事かもしれませんが、もしや120分程度に抑えられるのでは?
いや~、しかし、面白いアイテムが揃ってますね
閉鎖的な村の秘密
ユ先生の洗脳的能力
登場人物の怪しい過去
集団自殺か大量虐殺か?の謎
全ての家を繋ぐ怪しげな地下通路
この地下通路のシーン、もっと怖くスリル満点に出来たような気がするなぁ
なんか、惜しい!
これらのアイテムをハリウッド映画だったら更に恐ろしく不気味に調理してくれそうですね…ムフ
手に汗握るような緊張感も欲しい所です
それぞれのキャラがこれまた個性的で、
ユ先生の目が怖いよ~とか
先生の息子ユ・ヘグクが意外に地味~とか
チョン巡査が阿部サダヲ~とか…いろいろありますが!
なんと言っても一番は、やっぱし、チョン・ヨンドク村長でしょう
若い頃は刑事、年老いたら村長って肩書きもすごいけど、村人のあの異常な崇拝振り
やっぱり「金」ですかね…キラ~ン
いやいや、そんな事が言いたいんじゃなくて=
チョン刑事時代は良いですよ
チョン村長になって、老人の役をやるようになったら、ちょっと変じゃね?
彼じゃ若すぎでしょう
おっと…一応言っておきますが、村長は左側の人です (判るっつの)
何とか白髪頭にして頑張ってましたが、志村けんのコントみたいだったよぉ
体当たり演技でしたねー
あの役で、逆にイメージ悪くならなかったかなぁ
若い頃の役の時は、やや尾崎豊っぽかったぞ
う~ん、
アジア映画の典型って言うんでしょうか
起承転結があるにはあるんですが、その境目が曖昧ですよね
結局の所は…?
え~~っと???
の部分が結構ありまっす
ハリウッド映画だったらその辺り判りやすくバシーーっとやっつけてくれそうなんですがね
どうしてユ・モッチョン先生は死ぬまで村から出られなかったのだろうか
人格者として慕われたユ先生を裏で操っていたのはヨンジだったのだろうか
最後まで謎は謎のままじゃなくて、これは「ええ~~!?そうなの?」の方向へ持っていっても良かったのでは?とも思います
この映画の立役者は、パク・ミヌク検事だなー
自分的には、彼の役がなかったら、160分は持たなかったと思う…
なんだかんだ言いながらも親切で正義感いっぱいの彼でした
これ、だ~れだ
え~~っと…?
(゜o゜) 誰?
村長だよ、村長!
信じられないほど、ありえないほど、かっこよすぎじゃね?
う~~む、やっぱり村長役は彼の汚点になるかも~