ソウ 「SAW」 番外編! 勝手に「ソウ研究所」その3
SAW ソウ
さて、ゴードンが容疑者になってしまった5ヶ月前の出来事(2006年8月6日のブログ参照)。
アダムとゴードンが誘拐された当日の出来事(2006年8月8日のブログ参照)。
・・・を、書いてまいりましたが、今日ついに!!
アダムとゴードンのバスルームのシーンについて書きたいと思います。
(個人的に疑問に思った事やコメントには、★マークをつけています)
さぁ、どうぞー♪
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さ~、ここからアダムとゴードン先生のゲーム開始~
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真っ暗闇のバスルーム。
水が入った浴槽に横たわるアダム。
アダムが目覚め、慌てて暴れた拍子に、浴槽の栓を抜いてしまい、ライトの点いた金属物が水と一緒に排水溝から流れ出て行く。
(★もしも水を流さずに浴槽から出られ、ライトの点いた金属物(鎖の鍵)が流れなかったら、この時点でアダムはゲームに勝てたと言えるのではないか!)
その時、既にゴードンは覚醒している。
ゴードンが電気のスイッチを見つけ、バスルーム内が明るくなる。
アダムは左足に、ゴードンは右足に、重い鎖が繋がれ身動き取れず。
二人の中間地点には、拳銃で頭を撃ちぬかれ、大量の血を噴出している男性の死体。
その死体は、左手に拳銃、右手に小型のカセットテープレコーダーを握り締めて、アダムの方に顔を向けて倒れている。
(★ゴードンの方を向いていると顔で身元が判ってしまうからか?)
二人で、どうしてこんな状況下に置かれているのか推理しあう。
ゴードンが覚えている最後に記憶は、「家への帰り道」だと答え、アダムは「家で寝ていたが、起きたらここだった」と証言。
この時点で時計は、<10時22分> 恐らく昼間
アダムは、ジーンズの後ろのポケットに、カセットテープが入っている事に気づく。
それを見たゴードンも、自分のズボンを弄り、前ポケットから、同じようなカセットテープと、拳銃の弾1つ、そして、どこかの鍵を見つける。
(疑問1★どこの鍵か?)
ゴードンは、足に繋がれた鎖の鍵かと思い、試してみるも鍵は合わない。
鍵をアダムに投げ、アダムも鎖の鍵穴に入れてみるが、外れず。
鍵はそのままアダムが持っている。
次に、二人が持っているカセットテープを聴く事にする。
死体の右手には、カセットテープレコーダーが握られている。
右手側にいるのはアダム。
しかしアダムからは到底届かない距離である。
ここでゴードンが『シャツを使え』と指示し、アダムは自分のシャツを脱ぎ、シャツに浴槽の栓のチェーンを縛り付け、投げ縄の要領で死体の右手からカセットテープレコーダーを手繰り寄せるのに成功する。
(★レコーダーが死体の右手から離れる時に手のアップになるが、指の動きが妙に意識した動きのような。。?)
アダムのテープの内容は。。
「この地下室でお前は死ぬ。お前はいつも物陰に隠れ、他人の生活を覗いている。だが”覗き屋”は鏡の中に何を見るか? お前は今日、自分の死を見るか、うまく逃げ出すか。。」
(★最初は「お前はここで死ぬ」と言っているのに、最後の方では「うまく逃げ出すか」と言い直している)
ゴードンがアダムに対して、カセットテープレコーダーを投げて寄越せと言うが、投げた時にレコーダーが壊れるといけないので、アダムはレコーダーを投げるのを拒否。
逆に、ゴードンの持っているカセットテープをこちらに投げてくれとアダムは指示する。
ゴードンは、自分のカセットテープをアダムに向かって投げる。
ゴードンのテープの内容は。。
「あんたは病院で患者に向かって死の宣告をしている。。。あんたの目的は、アダムの殺害。6時までに殺せ。ゲームに勝つ方法は方々にある。×マークは宝が眠る場所だ。もしも時間までにアダムを殺害出来なければ、アリソンとダイアナが死ぬ。ハートに従え」
アダムは、カセットテープレコーダーとゴードンのテープを、ゴードンへ投げて渡す。
(★結局アダムは、カセットテープレコーダーをゴードンに投げてるし~。 ま、テープの内容は一度聴いたから、万が一、レコーダーを誤って落として壊れたとしても、別に良いか。。と思ったか?)
ゴードンのテープのラストに録音されている囁き声「ハートに従え」をヒントに、ハートマークを探すと、アダムのすぐ近くにある便器のタンクに描かれているのを発見。
タンクを開け、黒いビニール袋に包まれた物を取り出し中身を確認すると、2本のノコギリが入っている。
1本のノコギリをゴードンに投げ与える。
二人は、ノコギリで必死に鎖を切ろうとする。
アダムは、力を入れすぎた為、あっという間にノコギリが破損。
ゴードンもアダム同様、足に繋がれた鎖が切れるかチャレンジするが、すぐに止める。
従って、ゴードンの手元にあるノコギリは壊れていない。
「これは鎖を切る為じゃない。足を切れと言う事だ」
ノコギリが壊れイライラしたアダムは、ノコギリを壁に投げつける。
その拍子に、壁の窓ガラスが割れる。
ここで、犯人の見当がついたゴードンが、今から5ヶ月前に、自分が事件の容疑者になった事、唯一ジグソウに勝ったアマンダの証言などをアダムに説明する。
この時点で時計は、<11時22分>
ゴードンの話を一通り聞いたアダムは、事件にゴードンが巻き込まれるのは判るが、なんで自分がこんな理不尽なゲームに巻き込まれなきゃならないのかと頭に来る。
つい先ほど、ノコギリを投げ付けた時に飛んで来たガラスの破片を手にし、アダムはゴードンに対して声を荒げる。
。。が、そのガラスをよく観察すると、透明のガラスではなく、マジックミラーだという事に気づく。
足元に落ちている石やタイルの破片を窓ガラスにぶつけ、窓枠からガラスを取り払ってみると、そこには隠しカメラのレンズが。
(★アダム宛のカセットテープの内容「鏡の中に何を見る」の事か? マジックミラーだと気づき、ガラスを割る事が出来るのはアダムのみ? ゴードンからは角度が鋭角過ぎて、窓ガラスを割る事は不可能なのだろうか?)
隠しカメラのレンズから、バスルームを監視している人物が映る。
手には黒の皮手袋。
(疑問2★犯人は、レンズのすぐ後ろにいるのか? それとも全く別の場所でこの映像を観ているのか?)
この時点で時計は、<12時05分>
レンズに向かって何か言った所でどうにもならないと悟り、二人はとりあえず、宝の場所の×マークを探す事に専念する。
ゴードンは、可愛い娘と最後に会話した内容をアダムに聞かせる。
この時点で時計は、<1時07分>
「娘の写真を見たいか」と言い、アダムに向かって財布を投げる。
アダムは、財布に挟んである娘の写真を見る。
2枚目を見ようと、財布から抜き出したその写真には、妻と娘が猿ぐつわをされ捕らえられている姿が写っている。
しかも写真の裏にはメモが。。
「×は宝箱の場所。目を閉じた方が見える事もある」
アダムは、その写真を抜き取ってからゴードンに財布を返す。
隠しカメラのレンズから、バスルームを監視している人物が再び映る。
監視している人物の脇には、時刻が表示されている。
この時点で時計は、<3時52分20秒>
(★後姿だが、画面を見ている男が、病院のシーンで映った雑役係のゼップだと判る)
アダムが突然「電気を消してみろ」と言い出す。
ゴードンが言われるままスイッチをオフにすると、暗闇の中、蛍光色に光った×マークが、ゴードンの背後の壁に浮かびあがっている。
再度、電気を点け、×マークが書かれていた壁をノコギリで叩き壊す。
ポッカリと穴の開いた壁の奥には、小箱が。
箱には鍵がかかっている。
(★疑問1の答え→どこの鍵か判らず、アダムがそのまま持っていた鍵は、この箱の鍵だった)
鍵で、箱を開けてみる。
箱の中には、携帯電話、タバコ2本、ライター、そしてメモ。
メモには「タバコは血に染まれば毒性に変わる。銃がなくてもアダムを殺せる」と書いてある。
携帯電話を使って警察に電話してみるが繋がらず。
どうやら着信専用のようだ。
ゴードンは、電話をいじっていて、ある事を思い出す。
自分が昨夜、帰り道で電話をかけている時、不意に誰かに襲われた事を。
ここでゴードンが「どうして明かりを消せと?」とアダムに問いただす。
アダムは、先ほどゴードンの財布から抜き取った写真を投げ返す。
ゴードンは、妻アリソンと娘ダイアナが捕らわれている写真を見て動揺する。
こうなったら、アダムを殺すしかない。。実際には、殺すように見せかけるしかないと思ったゴードンは、小声でアダムにある提案をする。
「実際には血をつけないが、血をつけると毒に変化するタバコをアダムに投げるから、そのタバコを吸い、体に毒が回って死んだフリをしてくれ」と。
アダムは言われた通り、タバコを吸い、苦しんで死んだフリをする。
アダムが倒れたのを見届け、ゴードンは隠しカメラに向かって「やったぞ!妻と娘はどこだ?」と叫ぶ。
すると、アダムの足に繋がれた鎖から電気が流れ、痺れたアダムは動いてしまい、死んだフリをしていたのがバレてしまう。
作戦が失敗して焦ったゴードンは、ノコギリで鎖を切ろう再チャレンジする。
この時点で時計は、<5時37分>
先ほど箱から出した携帯電話が突然鳴り、電話に出ると、娘ダイアナからである。
娘の声を聞いたゴードンは冷静さを見失う。
電話の声は、娘に続いて妻のアリソンに代わる。
アリソンの第一声「アダムはそこに?」
(★普通だったら、「あなたー」とか「助けてー」ではないの? 何で「アダムはそこに?」なのだ? これは、わたくしにとって最大の疑問)
アリソンから「アダムを信じないで。彼はあなたの事を前から知っているのよ」とゴードンに伝えられる。
電話が切れる。
(★アリソンは、ゼップにそう言えと強制させられていたのか?)
その言葉を信じたゴードンは、アダムに詰め寄る。
アダムは、前々からゴードンの写真を隠れて撮っていた事を告白する。
依頼者は、黒人で首に傷のある男。
そこまで聞いて、ゴードンは、依頼主はタップだと気づく。
(★この地下バスルームで、初めてゴードンの顔を見た時に、アダムはすぐに、自分が隠し撮りをしているゴードンだと気づいただろうか?)
ノコギリ2本が入っていた黒いビニール袋の中には、ノコギリ以外にも実はアダムが撮り溜めしていたゴードンの写真も入っていたと告げる。
アダムは、その何枚かの写真をゴードンに投げる。
自分が写っている写真を見て驚くゴードンだったが、その中の一枚に、ゴードン宅の窓から顔を出すゼップの写真を見つける。
ゴードンは、全ての犯罪を犯していたジグソウが、ゼップだと確信する。(★違います、ゼップじゃないです、ゴードンよ。)
この時点で、ついに時計は、<6時00分> 約束の時間が。。どうする、ゴードン!
6時になった時点で、ゴードンがアダムを殺害していないのを隠しカメラで確認したゼップは、アリソンとダイアナを殺しにやって来る。
(★疑問2の答え→なんと!隠しカメラで見ていた場所は、ゴードンの自宅だった。この機材はジグソウが用意してくれたのかい? 搬入はいつ誰がしたの? 最大の疑問パート2だな、これは。)
アリソンがちょっとした隙に後ろ手に縛られていたロープを解き、ゼップに襲い掛かり拳銃を奪う。
ゴードンの携帯電話がまた鳴る。
電話の向こうからは、拳銃の発砲音や、ダイアナの叫ぶ声が響く。
ゴードンは完璧に冷静さを失う。
ゴードン宅のすぐ近くで見張っていたタップは、発砲音を聞きつけ、急いでゴードン宅へ向かう。
タップとゼップの銃撃戦になる。
その隙に、アリソンとダイアナは家から逃げ出す。
アリソンとダイアナには逃げられ、その上、変な男(タップ)に邪魔されたゼップは、急いで車を走らせある場所へ向かう。
すぐその後を車で追うタップ。
着いた先は、未処理下水施設の古い建物。
建物に入り階段を降り、細い通路を逃げるゼップと、追うタップ。
二人で争っている内に、タップは撃たれ、そこに倒れる。
ゴードンは突然、電流を流され失神する。
心配したアダムが声をかけ、何とかゴードンは意識を戻す。
するとまた携帯電話が鳴る。
急いで電話を取ろうとするが、手が届かない場所に携帯電話が移動していて発狂するゴードン。
電話を取る事しか頭になくなったゴードンは、ノコギリを手に、ついに、自分の足を切る事を決心。
(★足をカットする部位から10センチくらい上にシャツを巻きつけ、キチンと止血してます。。が、よ~く考えよう~♪ とりあえず携帯電話をシャツで手繰り寄せれば良いのに~ だって、もう6時は過ぎてるし)
足を切り、やっと鎖から開放されたゴードンは、アダムとゴードンの中間地点に倒れていた死体まで這って近づき、死体の左手に握られた拳銃を奪う。
その拳銃で、ゴードンはアダムを撃つ。
ゼップが、地下バスルーム内の扉を開け入ってくる。
(★アダムとゴードンが監禁されている場所を、ゼップは知っていたのだ)
ここで、ゼップ、ゴードン、アダムが顔を合わせます。
ゼップは、ぐるりとバスルーム内を見渡し、アダムが銃で撃たれて倒れているのを確認するが、ゴードンが約束の6時までにアダムを殺害出来なかったので、ゼップはゴードンを殺そうとする。
その時、撃たれて倒れていたアダムが起き上がり、ゼップを攻撃。
タイルでゼップの頭を殴り、死亡させる。
ゴードンは出血多量で顔色が悪くなりながらも、アダムに「心配するな」と言い残し、這ってバスルームを出て行く。
(★恐らく、バスルームを出ても、あの細く長い通路と階段を昇って地上に出る事は不可能だろう)
バスルームに取り残されたアダムは、倒れたゼップのポケットを探り、鎖の鍵がないか調べる。
すると内ポケットから、小型のカセットテープレコーダーが出てくる。
レコーダーを再生してみると。。
「お前の体に、効きの遅い毒を入れた。もし助かりたければ。。。」
(★え?ゼップが犯人じゃないの?←アダム、心の声。)
不審に思い考え込んでいるアダムの背後で、突然起き上がる1人の男性。
(★あ~~あぁ~~アダムよ。君の背後で起き上がってる人が居るよぉ~。 改まった自己紹介ないみたいだけど、もしかしてジグソウ?←わたくし、心の声。)
ジグソウが、アダムに対して速攻でネタバラシ。 「鎖の鍵はバスタブの中だ」
アダムの鎖に、もう一度、電気を流すジグソウ。
電流の装置は、ジグソウの右手に握られている。
そして、ジグソウはそのままバスルームを出、何かを叫ぶアダムの声を背に浴びながら、扉を閉めるのであった。
「犯人は最前列で見るのが好きなようである」
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