バタリアン 「BATTALION / THE RETURN OF THE LIVING DEAD」
バタリアン
■監督 ダン・オバノン
■製作総指揮 ジョン・ダリー、デレク・ギブソン
■製作 トム・フォックス、グラハム・ヘンダーソン
■脚本 ダン・オバノン
■音楽 マット・クリフォード
■キャスト
クルー・ギャラガー (バート・ウィルソン社長)
ジェームズ・カレン (フランク→医療倉庫従業員)
ドン・カルファ (アーニー→葬儀屋遺体処理係)
トム・マシューズ (フレディ→医療倉庫バイト)
ビヴァリー・ランドルフ (ティナ→フレディの彼女)
ジョン・フィルビン (チャック→フレディの友達)
ジュエル・シェパード (ケイシー→フレディの友達)
ミゲル・ナネッツ (スパイダー→フレディの友達)
リニア・クイグリー (トラッシュ→フレディの友達)
マーク・ヴェンチュリーニ (スイサイド→フレディの友達)
ジョナサン・テリー (グローヴァー大佐)
キャサリーン・コーデル (グローヴァー大佐の妻)
オバンバ、タールマンなどのバタリアンのみなさま
<あらすじ>
医療倉庫のバイトを始めたフレディは、上司のフランクから『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と言うゾンビ映画は実話で、死体が本当に動き回った話を聞く。
全く信じないフレディに対して、フランクは「じゃ~本物を見せてやる」と地下倉庫に連れて行き、ゾンビが入ったケースを自慢げに見せたのだが…
ホラーであり、コメディーであり、80年代の最高傑作!
いやー本当に面白いですね~
1985年の映画ですが古い感じは全くなく、今観ても違和感はありません。
監督は、『エイリアン』(1979)の原案・脚本や『エイリアンVS.プレデター』(2004)の原案を担当したダン・オバノン。
なんとダン・オバノンは、当時『ブルー・サンダー』(1983)の監督をする予定だったのを止めて、この作品に力を注いだらしい。
出演者は、医療倉庫会社社長バート役のクルー・ギャラガー、医療倉庫従業員フランク役のジェームズ・カレン、葬儀屋アーニー役のドン・カルファなどの実力者を揃え、それ以外の俳優陣は新人を起用しリアル感をより一層感じさせる印象となっていますね~
その上、劇中流れる音楽がまた良い!
かっこいい音楽が、映画終了後も耳に残りますよ。
<ここからネタバレです~>
ゾンビと言ったらどんな印象ですか?
わたくし、一番最初に観たゾンビ映画は、ロメロ監督が世に送り出した『ゾンビ』(1979)だったものですから、どうもソンビと言えば、手足があまり動かずノ~ロノロ歩いているイメージなんですよね。
…で、最近のゾンビと言ったら、全力で走るでしょう?
それって、ゾンビも近代化したんですね。
~なんて思ってたら、なんと、この「バタリアン」に出てくるゾンビたちも動きが結構良いじゃないかっ!!
すでに進化しているゾンビなんです。
ゾンビを走らせるって言う発想は、この頃からあったんですね。
しかし何度も言っちゃいますが、この「バタリアン」は面白い。
わたくし、面白いと思っても、映画を観てゲラゲラ笑うってそうないのですが、これは笑えます、ホントに。
内容はいたって深刻なのに、妙にみんなの動きが面白い。
ギャグのセンスあります~
特にフランクとアーニー。
顔も動作もツボです。
これってたった一晩の出来事を描いている訳ですよね。
あっという間に感染して、あっと今に核投下!
なんともアメリカっぽい(←この表現はマズイか?)ラストです。
そのせいでより一層被害拡大…
その後の世界はどうなってしまうのか。
バタリアンを一言で表現すると…
ホラーなのに観てる時は笑ってばかり。
だけど、映画観終わってから、そら恐ろしくなる、なんとも珍しいタイプのホラー映画です。
ん~、やっぱり面白い!
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