隣人は闇に微笑む 「THE PERFECT TENANT」
■隣人は闇に微笑む 「THE PERFECT TENANT」 2000年・米
■監督 ダグ・キャンベル
■製作 ピエール・デヴィッド、ノエル・A・ザニッシュ
■脚本 M・トッド・ボーニン、ダグ・キャンベル、ジム・ヴィンズ
■音楽 リチャード・バワーズ
■キャスト
リンダ・パール (ジェシカ・マイケルズ→家主)
マックスウェル・コールフィールド (ダニー・サマー→新しい住人)
ステイシー・ホーグ (ローラ・マイケルズ→ジェシカの娘)
メリッサ・ベール (アンドレア→ジェシカのレストラン従業員)
アール・ホリマン (アーサー・マイケルズ→ジェシカの父)
トレイシー・ネルソン (レイチェル→ダニーの知人)
クリストファー・バーコット (カート→ローラの恋人)
トッド・マッキー (フランク→ジェシカの恋人)
ジェニファー・ジェーン (キャリー→元住人)
<あらすじ>
高校生の時、演劇部の先生に性的虐待をうけた暗い過去を持つジェシカ。
しかしその事実は胸にしまい込み、現在はレストラン開業に向けて張り切っていた。
ある時、ジェシカ宅の隣にある貸家に住んでいたキャリーが外出先で殺害される事件が発生。
キャリー殺害の犯人ダニーが、別人に成りすまし、ジェシカの貸家に引っ越してくるのだった。
彼の目的は一体…
またまたB級傑作を見つけてしまいました!!
日本未公開の作品です。
「隣人は闇の微笑む」の邦題から、隣人系のサスペンスだとすぐに判っちゃいますね(^^)
監督もキャストも、あまり知らない人ばっかり。
思いっきりB級ですが、それが意外に面白かったんですよ~
この手のサスペンスものって、有名なハリウッドスターを起用するよりも、知らない俳優さんが演じた方がリアル感が増して良いかもしれません。
(レンタルビデオにて鑑賞)
<以下ネタバレでございます>
ネタバレって言っても、誰もこの作品観てないですよね~
でも一応ネタバレ書いておこうっと。
主役のジェシカが、高校時代に教師から性的虐待を受けた事件と、隣に越して来たダニーの過去が徐々に交差し、面白かったです。
ダニーは、殺人を何とも思っていない所が、また恐怖です。
この手のタイプが犯人だと、説得交渉はダメでしょう?
そうなると、犯人から逃れるには殺害するしかないんですよね。
しかしジェシカとローラ母娘では、どうしようもない。
ダニーが強過ぎる~
ダニーの不審さに一番最初に気づいたのは、ジェシカの娘のローラでした。
ローラが何度も「ダニーは怪しい」ってジェシカに訴えるのに、「人をそんな目で見てはダメよ」なんてノンキな事言ってるから~
ホラッ、見なさい!
ローラが危険な目に遭ってしまうではないですか!!
こう言う作品には必ずノンキな人が居て、その人がもっと警戒していれば何とか防げたのに~って展開、多いですよ、ホントに。
まさか、ジェシカのレストランのスタッフが、ダニーの妹だとはっ。
兄妹してジェシカに近づいていたんですねー
まあ、ダニーも可哀想って言えば可哀想なんですが…
小さい頃に施設に入れられ、ずっと父親を自殺に追いやった人への復讐でここまで辿り着いたのでしょう。
幼少期の経験や環境は影響大だと思いますが、結果的に、父親も息子も異常者の素質ありだった訳ですね。