謀殺 「THE INNOCENT SLEEP」
■謀殺 「THE INNOCENT SLEEP」 1996年・英
■監督 スコット・ミシェル
■製作 スコット・ミシェル、マシュー・ヴォーン
■製作総指揮 ロッド・ミシェル
■脚本 レイ・ヴィリス
■音楽 マーク・エアーズ
■キャスト
オリヴァー・コットン (ルサーノ→カヴァーニと共同経営者)
トニー・ブルート (ソーン→囚人)
ポール・ブライトウェル (ペルム→囚人)
マイケル・ガンボン (スティーヴンス/マシソン刑事)
ルパート・グレイヴス (アラン・テリー→ホームレス)
キャンベル・モリソン (マック→ホームレス)
グラハム・クローデン (ジョージ→ホームレス、元記者)
フランコ・ネロ (アドルフ・カヴァーニ→ルサーノと共同経営者)
ヒラリー・クロウソン (シーラ→アラン・テリーの元妻)
アナベラ・シオラ (ビリー・ヘイマン→記者)
ジョン・ハナー (ジェームズ→記者)
クリスピン・レッドマン (サイモン刑事)
<あらすじ>
ホームレスのアランは、男性が、数人の男に取り囲まれ殺害される所を目撃。
しかし、その事件は男性の自殺と言う事になっていた。
気になったアランは、目撃した事を証言しに警察へ行くが、刑事の中に、殺人犯の一人が居る事に気づくのだった。
劇場未公開のイギリス映画なので、知っている俳優さんは居ないだろうと思っていたら、たくさん居るではないですか!
豪華ですよね。
これで未公開だなんて、勿体無い。
キャストは、刑事役に、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)以降のハリポタシリーズで校長先生を演じているマイケル・ガンボン。
事件を目撃するアラン役に、『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)のルパート・グレイヴス。
『ダイ・ハード2』(1990)のフランコ・ネロ。
『ゆりかごを揺らす手』(1991)のアナベラ・シオラ。
『ハムナプトラ』シリーズのジョン・ハナー。
ジョン・ハナーがとても良い味出してます。
彼が出てくると妙に和みましたよ!
(レンタルビデオにて鑑賞)
<これよりネタ話してます~>
実際に起きた事件を基に作られた映画です。
イギリス映画って、派手な演出はないですが、静かに淡々と流れていく様が妙に心地よく響きませんか?
いつもドッカ~ン、バンバン!と大音量の大爆発が起こってそうなハリウッド映画を観続けていると、なんと言う静寂…って感じです。
まぁ、それが魅力的でもあり退屈でもあり。
(↑褒めてんだか、落としてんだか…)
結構、大人な内容ですね。
警察や政府や犯罪者が絡み合い、一見対立する立場のようで居て手を組んでる。
どこの世の中も、利害が一致すれば敵味方の境界線がないのか!
正直に生きている普通の一般市民の事なんて簡単に潰してしまう力を持っているお偉いさんたちが、うじゃうじゃ居る世界だもの。
どんなに頑張っても、美しい国になんてなる訳ないですね。
あ・・・、日本の事じゃないよ、映画の話ね。
さて、事件を目撃してしまったアランは怖くなり、ホームレス仲間のジョージに相談。
ジョージは、昔記者をやってた時代の仲間ビリーに、事件について調べるよう依頼します。
そのビリー役が、アナベラ・シオラです。
彼女は意外に親身になってアランの手助けをしてくれるんですよね~
徐々に事件の真相に近づいていくアランとビリー。
しかしずっとスティーヴンス刑事だと思ってた男がマシスン刑事だったと知った瞬間、いや~な予感がしてしまいましたよ。
これは、アラン死ぬね…って思っちゃいましたから。
絶体絶命の危機。
あれ?そこに見えるはスナイパー?
もうダメだ~!!
…と思ったら、射殺されたのはマシスンの方。
小物を消すよりは、張本人を消した方が早いって?
確かに効率的ですな。
わ~ん、ジョージが亡くなったのは残念だ~
アランが事件を目撃してしまった為に、思った以上にたくさんの命が失われてしまいましたね。