REM レム 「CHASING SLEEP / INSOMNIES」
■REM レム 「CHASING SLEEP / INSOMNIES」 2000年・カナダ/米/仏
■監督 マイケル・ウォーカー
■製作 トーマス・ビドゲイン、オリヴァー・グラス
■製作総指揮 スコット・マコーリー、ロビン・オハラ
■脚本 マイケル・ウォーカー
■キャスト
ジェフ・ダニエルズ (エド・サクソン→大学教授)
エミリー・バーグル (セイディ→生徒)
ギル・ベローズ (ダーム刑事)
ザック・グルニエ (ジェフリー→心の支えサービス・精神科医)
ジュリアン・マクマホン (ジョージ→エドの妻イブの同僚)
モリー・プライス (スージー→イブの友人)
<あらすじ>
ある夜、大学教授のエドが目覚めると妻イブが居ない。
翌朝まで待ったが彼女が戻ってこないため、救急病院や仕事先、友人宅へ電話をしイブが居ないか確認。
しかし行方は判らず、ついに警察へ捜索願を出す事に。
不安に駆られたエドは、多くの睡眠薬を摂取してしまう。
監督は、今作品が劇場映画デビューとなるマイケル・ウォーカー。
キャストは、『イカとクジラ』(2005)でゴールデン・グローブ男優賞にノミネートされたジェフ・ダニエルズ
『ファイト・クラブ』(1999)のザック・グルニエ、『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(2005)のジュリアン・マクマホンなど。
とにかく不思議ワールド炸裂。
わたくし、この手の雰囲気、決して嫌いではありません。
登場人物もな~んとなく全体的に怪しげ。
一体何を信じて良いのか…
う~ん、賛否両論の作品か?と言う不安も少々感じます。
(レンタルビデオにて鑑賞)
<以下ネタバレム>
レムって、レム睡眠の事ですよね?
…で、「レム睡眠」について辞書で調べてみた。
『最も深い睡眠状態で、覚醒には強い刺激が必要であるが、脳波は覚醒時と同様の振幅を示し、開眼時のような速い眼球運動がみられる時期。睡眠中に繰り返し現れ、夢を見ていることが多い。』との事です。
大学教授のエドは、日々不眠症に悩まされ、睡眠薬を服用しています。
しかし、眠れない~眠れない~と言いながら、結構寝てるんですよ。
時間がさっきまで朝だったのに、すぐに夕方になっていたりしますから。
ただ、薬を飲んでいるせいで、常に頭がボ~~っとしてまして、それがまた不気味なんですね。
さて、ある夜ふと目覚めると、いつも夕方6時には帰宅しているはずの妻イブの姿がありません。
翌朝まで待ってみても、帰って来る気配なし。
心配で、警察に連絡するエド。
ここからなんですよ、問題は!!
イブが居なくなって大変な時期だというのに、次々来客があったり、排水が詰まったりして、忙しいのなんのって。
その来客たちがまた全体的に変な感じなんですよね。
微妙にちょいと変。
この微妙な感じを出すのって難しいと思いますよ~
監督のセンスに拍手!
この来客騒動と同時に起きる問題。
排水が詰る…
何でこんな忙しい時に、排水が詰らないとならない訳~?
奥さんが居なくてテンヤワンヤなのに、一体何が詰ってるのよ。
ん?排水が詰ってる…
え?奥さん行方不明…
「ええ~~~!!??」
ってある時やっと繋がったわたくし。
気づくの遅いっちゅ~の。
来客のシーンもエドの夢なのかなぁ??
それとも半分は本物で、半分は夢なのかなぁ???
どこまでが夢でどこまでが現実なのか、これは結局、最後まで判りませんでした。
逆に、わざとあやふやな感じにしたのかもしれません。
エド本人ですら、どこまでが現実なのか判ってなかったと思います。