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小六のB級A画館 by569.exblog.jp

ジュリアス・シーズー・小六です。ほぼネタばれ有り、ややB級寄りだから、ご注意を。ここでは気に入っている映画&海外ドラマを紹介してます。画像・イラストの無断持ち出しは禁止でございまする。


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未知との遭遇 ファイナルカット版 「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND」

未知との遭遇 ファイナルカット版 「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND」_f0039573_19504549.jpg
■未知との遭遇 ファイナルカット版 「CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND」 1977年・米/英

■監督 スティーヴン・スピルバーグ
■製作 ジュリア・フィリップス、マイケル・フィリップス
■脚本 スティーヴン・スピルバーグ
■音楽 ジョン・ウィリアムズ

■キャスト
リチャード・ドレイファス (ロイ・ニアリー→電気工事技師)
フランソワ・トリュフォー (クロード・ラコーム→科学者)
テリー・ガー (ロニー・ニアリー→ロイの妻)
メリンダ・ディロン (ジリアン・ガイラー)
ボブ・バラバン (デヴィッド・ローリン→科学者)
ランス・ヘンリクセン (ロバート→デヴィッドの部下)


<あらすじ>
ある日、UFO目撃情報が相次ぎ、ロイも光に導かれ山の上に行って見る事に。
そこでジリアンとバリー親子に出会う。
以降、ロイはデビルズ・タワーの幻影に悩まされるようになるのだった。



監督はご存知、スティーヴン・スピルバーグ。
キャストもまたまた豪華です。
デビルズ・タワーに引き寄せられるようにやって来るロイ・ニアリー役に、『陽のあたる教室』(1995)でアカデミー主演男優賞にノミネートされたリチャード・ドレイファス
超常現象を研究し続けている科学者ラコーム役に、『大人は判ってくれない』(1959)でカンヌ国際映画祭監督賞を獲得した、かの有名なフランソワ・トリュフォー
彼はほとんど映画監督として名を広めましたが、今作品では、重要な役どころで出演してくれました!
ロイ・ニアリーの妻ロニー役に、『トッツィー』(1982)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたテリー・ガー
ロイと共にデビルズ・タワーにやって来たジリアン役に、当作品でアカデミー助演女優賞にノミネートされたメリンダ・ディロン
科学者のラコームと同行し通訳もこなしているデヴィッド役に、『レディ・イン・ザ・ウィーター』(2006)のボブ・バラバン
そして、科学者に同行する新米スタッフに、『エイリアン2』(1986)のランス・ヘンリクセンが!

わたくしが今回観たのは「ファイナルカット版」なのですが、それ以外にも、「オリジナル版」と「特別編」があります。
見比べてみるのも、また良いかもしれません。

とにかく、感動作です。
もう何度も観ましたが、その都度感動してしまうんですよね~
わたくしも、宇宙人は存在すると思っていますから!

(WOWOWにて鑑賞)



<ここからネタバレです~>

この『未知との遭遇』には、オリジナル版・特別編・ファイナルカット版が存在します。
どのように違うかと言うと…

特別編では、新たに撮り直されたシーンの追加、またロイの家庭崩壊に至る過程がより詳しく表現され、巨大なマザーシップ内の映像や広大な砂漠の真ん中に置き去りにされている船の映像などが追加されています。

その後に編集されたファイナルカット版では、特別版で追加したマザーシップ内の映像がまたカットされています。

わたくし、一番観ているのが「特別編」なんですよね。
で、先日WOWOWで「ファイナルカット版」を観たんです。
そこで、「あ、マザーシップ内の映像がない!!」とすぐに気づきました。
実は、以前、マザーシップ内のシーンを観た時に、とてつもない感動を味わったもので。
あの光眩い広大なシップ内…
だからカットされてしまった事に、ちょっとショックを覚えました。
何でカットしたのかなぁ~?


この物語は、政府が秘密裏に進めていた、地球外生命体と人間の交流劇なんです。
そこには一般人は全く蚊帳の外!

しかしロイは選ばれし者だったんです。
政府が選んだ人材ではなく、エイリアン自身が選んだ地球人がロイでした。
彼が、一歩一歩踏みしめ、マザーシップ内へ足を運んだ時の感動。
どうしてあのシーンをカットしちゃったのかな。(←まだ言ってます)


長年UFOを研究してきたラコーム教授が、ロイに向かって「あなたが羨ましい」と言うセリフがあります。
「そりゃ、ずっと研究してきた人としては、研究対象のエイリアンに、こんなにも気に入られたロイの事が羨ましいよね」と思いましたが。

ロイがマザーシップに乗り込む瞬間、後ろを振り向き、ラコームと目が合います。
ラコームは、「さ~シップの中へ」と目で合図を送りますが、その時の表情が本当に「なんて素晴らしい事だ!君が羨ましいよ」と言ってるんですね~
(実際には言ってないけど)

その時の顔が、心から羨ましそうで、この時の演技の巧さに、わたくしは感動しましたよ。
本業監督のトリュフォー氏を演じさせたら、こんなにも巧いものかと驚きました。

わたくしはこの作品を何回も観てますが、何回観てもラストは感動します。
個人的には、始まって1時間15分ほど過ぎてからが良いです(何じゃそりゃ)


さぁ、みなさんも、エイリアンと交信してみましょう♪
♪レ・ミ・ド・(1オクターブ下がった)ド・ソ~♪♪ですよ!



★『未知との遭遇』トリビア

その①
なんと、なんと!
この「未知との遭遇」に「スター・ウォーズ」のキャラクターが映っています。
残念ながら、このファイナルカット版ではカットされてしまっているので、確認するには特別編を観ないとダメかな?
巨大マザーシップ内の映像に、R2-D2が逆さまに吊り下がっていると言う事ですが…果たして!!

その②
デビルズ・タワーの背後から登場する巨大マザーシップのデザインは、スピルバーグが考えたもの。
マザーシップのイメージは、ロケに行ったインドで見た工場のコンビナートの灯りと、ロスの眩いホテル群の夜景を、ベッドから逆さまに見た時に閃いたそうです。
by by569 | 2007-03-27 19:52 | マ行