エコーズ 「STIR OF ECHOES」
■エコーズ 「STIR OF ECHOES」 1999年・米
■監督 デヴィッド・コープ
■製作 ジュディ・ホフランド、ギャヴィン・ポローン
■製作総指揮 ミシェル・ワイズラー
■原作 リチャード・マシスン
■脚本 デヴィッド・コープ
■音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
■キャスト
ザカリー・デヴィッド・コープ (ジェイク・ウィツキー→トムの息子5歳)
ケヴィン・ベーコン (トム・ウィツキー→ジェイクの父)
キャスリン・アーブ (マギー・ウィツキー→トムの妻)
イレーナ・ダグラス (リサ→マギーの姉)
ケヴィン・ダン (フランク→トムの隣人)
コナー・オファレル (ハリー→トムの家主)
ルシア・ストラス (シーラ→フランクの妻)
ジェニファー・モリソン (サマンサ・コザック→行方不明者)
リチャード・コトヴスキー (ニール→黒人の軍人・霊能力者)
スティーヴ・リフキン (カート→ハリーの息子)
カーロン・ウィリアムズ (アダム→フランクの息子)
ライザ・ウェイル (デビー→サマンサの妹・ベビーシッター)
<あらすじ>
トムとマギー夫妻の一人息子ジェイクは、日々誰か見えない人と会話をしているような素振りをしてたが、トムたちは別に気にも留めていなかった。
ある日、マギーの姉リサに催眠術をかけられたトムは、それ以降、少女の霊の姿を目撃するようになる。
何と言う面白い作品なんだっ!
アメリカで公開が1999年、日本での公開が2005年。
どうしてこんなに時差があるのか。
もしかして、日本の配給会社は、つまらない作品と認識していたのかい?
監督は、『シークレット ウィンドウ』(2004)のデヴィッド・コープ
父親トム役に、『激流』(1994)、『ミスティック・リバー』(2003)のケヴィン・ベーコン
最近、ケヴィン・ベーコンが出ていると聞くと、面白い映画なんじゃないかな?と期待してしまう、わたくしでございます。
(レンタルDVDにて鑑賞)
<以下ネタバレしてます>
面白いなぁ~これ。
わたくしのツボです。
日本公開が、実際の全米公開から6年も過ぎてからって考えると、評判がよくなかったのか、面白いと思われなかったのか?
謎だ…
内容は、
普通に暮らしていた男の生活が、ある日一変。
妻の姉リサが趣味としている催眠術をかけられたトムは、自分でも意識していない「意識の扉」を開かれ、霊界からのメッセージを受け取ってしまう訳ですが、これがなかなか面白いんですよ。
トムは、その日を境に、少女サマンサが見えるようになります。
果たして、彼女は何を訴えようとしているのか、一体何が彼女に起こったのか!
始めは訳の判らないトムが、徐々にサマンサへ近づいていく様子が丁寧に描かれている事、そして、サマンサの家族の存在、地元の住民との絡みなども織り交ぜ、飽きさせずに最後まで一気に進んでいくストーリーが最高ですね。
やはり簡単に催眠術なんてかけてはイケナイと思います。
リサも催眠術かけっ放しで、その後は知らん振りかいっ!
こんなに妹の旦那が苦しんでるって言うのに~
いや、そんな事よりも、リサ役のイレーナ・ダグラスって、どうしてこんなにジェフ・ゴールドブラム似なのでしょう。
この2人って、何の血縁も無いよ…ね?
顔が怖いっちゅーの。
ひとつ不満点を言わせていただけるでしょうか。
(不満と言っても、これはただ単に個人的な好みの問題ですが)
トムの妻マギーの行動がイマイチ理解出来ない部分がありました。
散歩途中に出会った黒人の軍人が、霊の存在についてマギーにアドバイスしたのに、その事を一言もトムに言わないし。
「何故言わないのか」
これ、観てて、相当ストレスになりました。
だったら、あの黒人と会話するシーン要らないじゃないかっ!
もっとはっきり言わせてもらえば、あの黒人の存在自体が必要ないって事にならないか?
そう思いながら観てたら、無性にマギー役のキャスリン・アーブの事も好感持てなくなってしまった…
観始めた時から感じてたけど、好みじゃないなぁ~
右の下の歯がスキッ歯なのもイヤだ!!!(ここまで言うかっ!)
もっと別の女優さん居なかったかなぁ?
先日『エコーズ』の続編製作の話題を発見!
続編では、「トムの息子が高校生となり、父と同じ現象に苦しめられる」というものになるようです。
しかし今作で、息子ジェイクの方が霊感が強いって言ってたよね?
子供の頃からこの能力を持っていたジェイクだったら、父親と同じ現象に遭遇しても、な~んか簡単にかわしちゃう術を身につけてるような気もしないでもないけど。
ケヴィン・ベーコンはもう続編には出演しないんですね?
残念…
★おまけ
DVDの特典、未公開シーンで紹介されていましたが、妊娠中の妻マギーのお腹にいる赤ちゃんは…女の子で~す。
トムが偶然にマギーのお腹に触ってしまった時、「あっ!女の子だ」とつぶやくセリフがありましたが、それは結局カットされてしまいました。