横溝正史シリーズ 本陣殺人事件 #2
■横溝正史シリーズ 本陣殺人事件 #2
■監督 蔵原惟繕
■原作 横溝正史
■脚本 安倍徹朗
■音楽 真鍋理一郎
■キャスト
古谷一行 (金田一耕助)
淡島千景 (一柳糸子)
佐藤慶 (一柳賢蔵→糸子の息子)
荻島真一 (一柳三郎→賢蔵の弟)
真木洋子 (克子→賢蔵の嫁)
西崎みどり (一柳鈴子→賢蔵の妹)
北村英三 (一柳伊兵衛→賢蔵のおじ)
内藤武敏 (久保銀造→克子のおじ)
草野大悟 (三本指の男?)
長門勇 (日和警部)
<あらすじ>
一柳家長男賢蔵とその妻克子の殺人事件の捜査に参加する金田一耕助。
捜査本部では、三本指の男が犯人と断定したが、金田一は別の推理をたて始めていた。
このドラマを観ていて思い出したのですが…
ゴトン、ゴトン…と、微かに、しかし常に聞こえる水車の回転する音。
当時まだ子供だった頃、「本陣殺人事件」観た時に一番恐怖を覚えたのが、この水車の回転する鈍い音だったんですよねー
今聞くと、何がそんなに怖かったのかな?って感じですが。
子供の時の感性って、研ぎ澄まされてる~
「恐怖」が直球で襲ってくるような。
さてさて、第二話は…
裏山にある「たまの墓」に三本指の男の姿が…
木には三本指の男の指紋の痕が…
とにかくあらゆる場所に三本指の男の証拠がありすぎです!
捜査本部では、犯人は三本指の男だと確信し、山狩りを始めます。
そんな時、金田一には全く違う閃きが!
まずは、証拠品の日本刀、鎌、琴柱が、何故離れの庭にあったのか?
4時10分に回り始める水車、4時15分に離れから聞こえた琴の切れる音…
全てが繋がるのではないかと色々模索しています。
また500万とも言われる高額の保険金受取人が、一柳三郎である事実も引っかかりますし。
そして金田一の驚くべき考えは、三本指の男は既に死んでいると言う事です。
あまりに唐突な推理で日和警部も戸惑ってますよ~
金田一の独自の捜査にイチャモンをつける三郎も怪しいですね。
「犯人は三本指の男でしょう?歴然としたあからさまな事実があるじゃないですか。」
そこで金田一耕助の一言…
「探偵小説の初歩ですよ。一番怪しい人物はシロである」
そうそう、そうですよね~
推理小説の基本です。
翌朝4時15分、またしても静寂を破り響き渡る琴の音がっ
離れに駆け寄ると、三郎氏が血を流して苦しんでいるではないですか~
「くっ…三本指の男にやられたっ…」
マジかい?
はっきり言って、三郎が犯人だと思ったんだけどなぁ~??
もしや自作自演?
いまだに三本指の男がいるって言い張る三郎もサブイけど。(←そのギャグも寒くない?)
猛暑なのに寒いまま…第3話へつづく…