クライモリ 「WRONG TURN」
クライモリ
■監督 ロブ・シュミット
■脚本 アラン・マッケルロイ
■キャスト
デズモンド・ハリントン (クリス・フリン)
エリザ・ドゥシュク (ジェシー)
エマニュエル・シューキー (カーリー)
ジェレミー・シスト (スコット)
ケヴィン・ゼガーズ (エヴァン)
リンディ・ブース (フラニー)
ジュリアン・リッチングス (3本指のマウンテンマン)
ゲイリー・ロビンス (ノコギリ歯のマウンテンマン)
テッド・クラーク (片目のマウンテンマン)
<あらすじ>
面接に向かっていたクリスだったが、事故による道路閉鎖で大渋滞。
仕方なく、深い森を通る「ベアマウンテン街道」を通過する事にする。
一方、森の道で、何者かが仕掛けた鉄線を踏んでしまい、車がパンクしてしまった若者5人(ジェシー、カーリー、スコット、エヴァン、フラニー)の車に、クリスの車がぶつかってしまいお互いの車が大破。
エヴァンとフラニーをその場に留守番させ、クリス、ジェシー、カーリー、スコットの4人は、公衆電話を探して森を歩き始める。
面白かったです!!
登場人物の人数も限られているし、設定も森の中なので、何も考えずに楽しめますよ。
若者VSマウンテンマン!
森に住む「マウンテンマン」って、この辺りでは伝説になってるんでしょうね。
居るかもしれないし、居ないかもしれない。
そんな存在になっている訳です。
アメリカでは、よくそんな獣のニュースを実際に放送してますし。
ビッグフットとか。
だから本当に深~~い森のどこかには、まだ発見されていない未知の存在が住んでいるのかも。。なんて考えてしまいます。
さて、クリス役のデズモンド・ハリントンってどこかで見た事があるな~と思っていたら、『ゴーストシップ』(2002)に出ていた俳優さんでしたぁ。
そうだ、この顔だ。
でも映画を観ている最中は、全然思い出せなかった。。
あの頃よりも少し太ったかな?
中年になった?
かっこいい顔立ちなのに、いまいちブレイクしませんね。
邦題は、『クライモリ』です。
何故にこの題?
これって、暗い森の事?
それとも、英語のcry?
最近は原題そのままを使うパターンが多いですが、『クライモリ』って日本人にとっては、いろんな意味でツボにはまる題名じゃないですか?
そうでもないかな?
(WOWOWにて鑑賞)
<ここから内容喋ってますです>
オープニングの画面で、近親婚による奇形児の事や、この辺一帯の森での行方不明が多発している新聞記事が映ってました。
と言う事は、犯人は奇形のある人間で、行方不明者は、こいつらの仕業だな!
。。って、誰だって想像できるんだから、地元警察だって気づくだろうに、もっと力を入れて捜査すればいいのにねー
クリスたち4人だって、あっという間にマウンテンマンの家を見つけられた訳ですから。
しかし!何でよりによって、マウンテンマンの家に行っちゃうんだか。
このマウンテンマンの3人は、親子?
それとも兄弟?
女性は居ないようでした。。
この御三方、年齢もイマイチ判りませんが、とにかく体が丈夫なんです。
強靭な肉体の持ち主。
ジェイソンもビックリですよ。
しかも、傷ついても、皮膚や細胞の再生能力が素晴らしい!
この遺伝子を研究すれば、もしかして、不老長寿も夢じゃないかも~
でも、この人たちの遺伝子は、ちょっとイヤだな。。
そして、主食が人間!
殺してから切断するのがまだ良心的ですが。(ここに良心的って使うの正しくないんでない?)
一気に獲物(死体)が手に入ったら、腐っちゃいますからね。
とりあえず、急いで切断して、冷蔵庫に入れないと!
今回の若者6人の内、立て続けに4人も手に入ったし、警官?も入手出来たし~と言う事で、ジェシーを捕まえてもすぐには殺さず、繋いでおくだけ。。
臓器も冷蔵庫に保管。。って、あの冷蔵庫、ちゃんと冷えてるのかな~
この手の映画では必ずですが、どうして殺人鬼って、主人公たちの逃げた後をキッチリ追いかけて来られるんでしょうね。
こんなに広大な森なのに、逃げる追われるが直線的で、絶対に逃げ切れない。
また逆に、せっかく逃げてきたのに、殺人鬼の家だったとか、殺人鬼のテリトリー内に自ら入って行ってしまうんですよね。
(そうしないと映画にならないんでない?)
夜の森の中を逃げるのは、ホラーでありがちですが、木の上を逃げるってのは初めてで、なかなか面白かったです。
まず!それには枝ぶりが良い木じゃないとダメですね。
バキッなんて折れてマウンテンマンの上にドスン~なんてシャレにならないし。
最初と最後に出てきたガソリンスタンドのおじさんは、森の中で何が行われているか、何となく判っているような感じでしたが。。
どうなんでしょうね。
続編は、あるでしょう。
いくらでも作れますよね。
だって、マウンテンマンは死なないですから~
もしも、『クライモリ2』で、小さな子供が家族に加わってたらどうします?
へえ~奥さんもらったんだぁ~!?みたいな。
ぎょー